この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | No.356「カンダタ月へ行く」をクリア済み |
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シリーズ名 | 大盗賊の伝説 |
依頼NPC | オルフェア地方西 E3 ダンダダ団アジト G7「ボラオ」さん |
所要時間 | 25分程度 |
初回報酬 | しぐさ書・宝箱 経験値: 36000 / 名声値: 100 |
クエスト実装日 | 2015年 3月 5日 (Ver.2.4後期追加) |
クエスト手順
オルフェア地方西 E3 にある ダンダダ団アジト G7 にいる「ボラオ」さんより受注
- オルフェアの町 G5 でビッグホルンに触れて「月世界へ行く」を選ぶとカットシーン(ムービー)、月世界 C2 から 月世界の都 に入り、D3 で「セレス」さんと話すとカットシーン
- 風車の丘 G5 にある石碑を調べて「はい」を選ぶと「空とぶくつ」を入手
- オルフェアの町 G5 でビッグホルンに触れて「月世界へ行く」を選ぶとカットシーン(ムービー)、月世界 C2 から 月世界の都 に入り、D3 で「セレス」さんと話して「はい」と答えるとカットシーン、その後ボス戦
- ボス戦後のカットシーンを観る
- 月世界 C2 から 月世界の都 に入り、D3 の転送装置を使うと 月世界・王宮 へ移動するので、E1 にある扉を調べるとカットシーン、その途中でクリア
戦闘の攻略
リルグレイドと戦うことになります。
「プラネットレーザー」は、前方範囲にダメージを与えつつ、マヒ状態にしてきます。「れんぞくパンチ」で狙った1キャラに2回連続ダメージを与えてくるほか、「コスモパワー」は、「スカラ」「バイシオン」「マジックバリア」を自身に1回ずつかけるのと同等の効果があります。マヒして行動できない状態にならないよう、マヒガード装備(まんげつリング、アタマ、体下)を用意しておくと安心です。
また、このバトルにはカンダタさんが参加します。「HPリンク」「MPリンク」で味方とHPやMPを共有することがあります。「必死にあやまっている!?」は、あやまっていると見せかけつつ爆弾を仕掛けるという技で、敵を爆発に巻き込むと大ダメージを与えつつ、ふっとばしてくれます。「マッスルポーズ・極」で周囲にいる味方のテンションを4段階を上げてくれます。「マッスルポーズ」は、自分自分にみとれるだけですが、敵を怒らせることがあります。
クエスト動画
クエスト解説
連続ストーリークエスト「大盗賊の伝説」第4話です。
カンダタさんは、月に行って「悪いヤツ」を退治する決意を固めたそうで、依頼者となるボラオさんへの伝言という形で、主人公が呼び出されることになります。
前回に続いて月世界へ向かうことになるのですが、このクエストの所要時間が25分程度と長めなのは、カットシーンの長さもあるものの、月世界をルーラで移動できず、ドルボードに乗ることもできないことも原因のひとつといえます。月世界の都まで走って2分程度かかりますが、今回のクエスト中、2回同じ距離を移動することになるためです。月世界の都へ移動できる旅の扉でも設置してほしいところですw
セレスさんと話すと、「侵略者の王が ふたたび 大船団を率い 月へ 攻め込んできた」と教えてくれます。侵略者はカグヤ=ムーン様に降伏を命じますが、彼女は「救世主カンダタ様がいる限り 月は 滅ぼされはせぬ」と抵抗した結果、母船へ連れ去られてしまったといいます。
カンダタさんは、前回カグヤ=ムーン様から預かった「カグヤの首飾り」を通じて助けを求められ、一足先に月世界の都に到着していました。
カンダタさんが首飾りでカグヤ=ムーン様に連絡すると、彼女は侵略者の王から「月の秘宝をよこせ。さもなくば月を滅ぼす」と、単刀直入な内容の脅しをかけられているといいます。
カンダタさんとしては、カグヤ=ムーン様を助けるというよりも「月の秘宝は 俺様のモンだ! どこのどいつか知らねえが ぶっとばす!」と、これが盗賊としての行動原理なのですが、それも姫様に言わせれば「なんと頼もしきお言葉」なのだそうで、全く恋する乙女ってやつは…w
ただ、侵略者の母船は都の上空にあり、空を飛べない主人公たちには、そこへ向かうのは困難です。カグヤ=ムーン様は「……ひとつだけ 方法があるやもしれませぬ。」と、ある「伝承」を語り始めます。
それによると、太古の昔、今回同様に侵略者たちが月を襲撃した際に「伝説の救世主様」が使った「神具」があるといいます。それは「空とぶくつ」というもので、それがあれば、「ひとけりで 空の彼方まで 駆ける」ことができるのだそうです。そんなバカな、と言いたいところですが、ビッグホルンに乗り込むだけで月世界へ到着してしまうような世界の話なので、科学的な理屈は横へ置いておきましょうw
なお、この「空とぶくつ」と同名のアイテムは、ドラクエ4、ドラクエ5にも登場していて、それぞれ通常では行けない場所へ移動する手段として使われます。過去作への一種のオマージュなのでしょう。
さて、カグヤ=ムーン様が語る「伝説の救世主様」ですが…名前は「ジンダタ」というそうです。
名前を聞いたカンダタさんは、「ジンダタだとっ!? そりゃあ 俺様の ご先祖様の名前だぜ!」と、この姿を見て誰しも思ったであろう結論を断言します。カンダタさんの一族には、何かこのマッスルパンツマスクスタイルでなければならない鉄の掟でも存在するのでしょうかw
カンダタさんによると「ご先祖様は 自分の墓に お宝を遺したと 代々 伝えられている。」のだそうです。自身が亡くなってから、その後に作られるであろうお墓に隠すことは不可能でしょうから、生前墓でも建てていたのかもしれませんが、そのお墓を代々守り続けていく親族がいたのでしょうか。
この石碑を動かすと「空とぶくつ」が見つかるのですが、「人間ばなれした大きさと ひどいニオイは たしかに カンダタの先祖の くつのようだ。○○○○は 息を止めて くつを取り出した。」とナレーション?が表示されます。ジンダタさんが亡くなったのは相当昔だと思われますが(後述)、それでも「ひどいニオイ」が残っているようです。主人公は口には出しませんが、カンダタさんの足も相当なニオイなのだとw
このくつは「人間ばなれした大きさ」なので、主人公が履くことはできません。月世界の都へ行き、カンダタさんに渡して、主人公は「カンダタのマントのすそを しっかり つかんだ。」状態で、カンダタさんとともに母船へ向かって飛んでいくことになります。なかなか面白い絵面だと思うのですが、カットシーンでは、主人公がつかまっている部分の描写は省略されていて、ちょっと残念ですw
くつのおかげで、母船の外壁には到着したものの、中に入ることができません。そこでカンダタさんのとった行動は……シッチャカメッチャカに外壁を蹴るのでしたw
チカラまかせに外壁を蹴破って宇宙船の中に入ると、カグヤ=ムーン様は侵略者の囚われの身に。だけど伝承を信じている彼女は「きっと 伝承どおり 救世主様が わらわを 助けに来てくださるはず!」と啖呵を切ります。それを聞いた侵略者の王、リルグレイドは、次のようにつぶやきます。
1年は365日×24時間=8760時間ですから、8761273時間前というのは約1000年前ということになります。1000年経っても「ひどいニオイ」が残る「空とぶくつ」って一体…w
1000年後の子孫カンダタさんは、救世主としてこの宇宙船にやってきたので、リルグレイドは侵入者を排除するため、カンダタさんは月の秘宝を手に入れるため、戦うことになります。
このリルグレイドは、マシン系に分類されているので、要するに機械です。となると、彼を作った存在が別にいるのかもしれませんが、このクエストでは特に言及されることはありません。彼らはよその星を訪れては秘宝を強奪するという、海賊のような行為を宇宙で繰り広げてきたそうです。ずっと後、Ver.6のメインストーリーでも、宇宙から来た侵略者という存在が登場することになるのですが、ドラクエ10の世界に現れる宇宙生命体って、総じてろくなことをしませんw
主人公+カンダタさんによりリルグレイドが倒されると、母船に仕掛けられていた自爆装置が作動を始めます。その影響か、カグヤ=ムーン様が囚われていた高所から転落するのですが、カンダタさんがすかさず駆けつけて、お姫様だっこスタイルでキャッチします。
最近のメインストーリーなどでは、主人公の表情も結構豊かに描かれていて、思わずキャプチャしたくなるようなかわいい姿も多いのですが、Ver.2当時のストーリーやクエストのカットシーンでは、まだ主人公、謎の棒立ちみたいな描写が多かったですねw
カンダタさんは秘宝にしか興味がない!と言いつつも、こうして転落してきたカグヤ=ムーン様をすかさず受け止めたり、リルグレイドを倒したことにしても、秘宝を侵略者に盗られないため、という大義名分はあるにせよ、結果的にはカグヤ=ムーン様を救出することに繋がっているわけです。
カグヤ=ムーン様のカンダタさんへの好意は隠しきれないほど出ていますが、カンダタさんの方はどうなんでしょうかね。このスタイルですから、全く表情が読めませんけどw
結局、宇宙船は大爆発して、主人公とカンダタさんはバラバラにふっとばされるのですが、主人公は何事もなかったかのように月世界に立っている状態からスタートします。不死身ですかw
月世界の都から王宮へ向かうと、カグヤ=ムーン様がカンダタさんに促され、月の秘宝、つまり「所有する者に 不老不死のチカラを与える 神秘の樹木」を出現させるのでした。
カグヤ=ムーン様は、カンダタさんに「月の秘宝……いえ 月のすべてを あなた様に 差し上げまする。」と言い出します。「はあっ? どういうことでい。」とカンダタさんが問うと……
突然の告白…!
もっとも、ここまでの過程を見ていれば、カグヤ=ムーン様の心は、一途にカンダタさんに向けられているのはわかります。だって主人公のことなんてほとんど見てませんもの!w
そんな一途な心を向けられたカンダタさんの答えは……
カンダタさんは「月のすべてってのは 魅力的だが 俺様にゃあ 世界の100大秘宝を全部まるごと 手に入れるっていう でっかい夢がある。」と言って立ち去ろうとします。カグヤ=ムーン様は「で……では せめて 月の秘宝だけでも お持ちくだされ!」と渡そうとしますが、「死なねえカラダになったら 盗みのスリルが 味わえねえじゃねーか。」と、それすら断るのでした。
それを聞いて、しょんぼりするカグヤ=ムーン様に、カンダタさんは「ま ヨボヨボの ジジイになって 隠居したくなったら オメーに世話になるぜ。それまで 月の秘宝は 預けといてやる!」と言うのでした。
この月の秘宝は、月の民を老いや病から守るという効果をもちます。カンダタさんがこれを持って行ってしまえば、当然その効果は得られなくなるでしょう。
カグヤ=ムーン様としては、カンダタさんに月に留まってもらって、月の民を守りつつ、カンダタさんの側で暮らしたい、というのが第1の希望だったのでしょう。それが無理であれば、月の秘宝を差し上げると約束したのだから、それを果たさなければならないと考えたのでしょう。だけどそれは、月の民を危険にさらすことにもなるわけで、為政者としては、決して正しい判断ともいえません。
カンダタさんは、カグヤ=ムーン様に「女王として、そんなことはするなよ」と、暗に伝えたかったようにも思えるのです。カンダタさんの言動を見ていれば、カグヤ=ムーン様に対して、少なくとも悪い感情は抱いていませんし、そこはかとなく好意すら持っているのでしょう。だけど、自身は盗賊であり、夢もあります。月世界の女王とでは釣り合いが取れないとも考えたかもしれませんし、そもそも一つどころに留まる生き方は性分ではないでしょう。
だからこそ申し出を断ったのでしょう。キザで古臭い言い方をするなら「俺に惚れたらケガするぜ」みたいな感じになりそうですが、それをカンダタさん流に言えば「やなこった。」だったとw
まあ、カンダタさんは照れ隠しなのかなんなのか、はっきり言わないし、表情すら見せませんから、実際のところどう考えたのかはわかりませんけどねw
このクエストをクリアすると、しぐさ書・宝箱がもらえます。これは種族や性別によって、宝箱の中に入ったり、上に座ったり、様々なポーズをとります。
なお、このクエストは、スタンプカード対象でも、特定のストーリーの開始条件などでもありませんので、必ずしもクリアする必要はありません。
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