15年前、アルウェ王妃に何があったのか
15年前のオルフェアに、生まれつき、未来のことがわかる不思議なチカラをもつ娘がいたそうです。
その娘は、ある日どうしても銀の丘へ行かなければならないと、そんな予感がしたそうです。
この時にも扉は「開くべき時」だったらしく、アルウェ……ちゃんは扉の中に入っていきました。その中にはフォステイルというプクリポがいて、「なんでも願いがかなうノート」をもらうのです。
このフォステイルさんとは、先程の「フォステイル広場」で石像として登場した、彼です。500年前に生きたプクリポ(もちろん故人)なのですが、15年前のアルウェちゃんは、この扉の中で彼に会っているのです。
おそらく、初見の方は???となるような話ですが、フォステイルさんは、そういう存在なのだとお考えください。今後、しばらく先になるものの、メギストリスの都のストーリーも進めていきますが、その冒頭からして、きっとさらに????となりますw
そのノートには、願いごとを3つまで書くことができるのですが、3つめの願いを書いたとき、それを書いたものは破滅するという、非常におそろしいノートなのでした。ノートを受け取ったアルウェちゃんは、さすがに半信半疑でしたが、「ためしてみちゃえば いいんだーっ」と、1つめの願いごとをノートに書きます。
この願いは即座にかなえられ、なんと翌日にはメギストリスのお城から使いが来て、王妃として迎えられることになるのです。
そしてアルウェ王妃は、お城で幸せに暮らしていたのですが、そこに先程ルナックルたちが、15年越しにボッコボコにした悪魔ザイガスが現れます。
ドラクエ10をプレイしていると、たまにこういうよくわからないエラー落ちをすることがあるんですよねw
プレイヤーイベントなどで大混雑している時にも起きることがあるものの、大半はこちらのネット環境(ルータなど)に原因があるのですが、この時は普通にネットは繋がっていて、ドラクエ10を立ち上げ直したら問題なく繋がったので、いまだ原因はよくわかりません。ザイガスさんの呪い?←
ちなみに動画の方は編集してあります。途中でいきなり配信IDが変わるのはこのためですw
それでは気を取り直して…
このやり取りは、オフライン版ではフルボイスで楽しむことができます。アルウェ王妃ちゃん様を演じるのは、こおろぎさとみさん。この愛らしい姿にぴったり合った幼児ボイスでありながら、王妃役を演じても不思議のない大ベテラン声優という、こおろぎさん以外に適任者がいないほど、ピッタリすぎるキャスティングですねw
ここは結構シリアスな展開にもかかわらず、アルウェ王妃ちゃん様と悪魔のとぼけたやり取りが爆笑を誘う、ドラクエ10屈指の名シーンです。
「プクリポの救世主」の居場所を予知しろという要望を、アルウェ王妃は即座に拒否しますが、当然それで納得するわけがありません。
アルウェ王妃はこの悪魔の言葉を受け、世界に「おそるべき災い」が迫っていることを悟りますが、同時にプクランド大陸にはまだ救世主が生まれていないことも、不思議なチカラで知っていました。
悪魔の追及に、「これから 15年の間に オルフェアのどこかで 生まれるの……」と答えますが、それと同時に次の約束をさせるのです。
悪魔ザイガスとしては、15年など悪魔にとっては「ほんの ひと眠り」なので、それ程度の約束なら呑んでやろう、という気持ちだったのでしょう。アルウェ王妃の要求をあっさりと受け入れ、15年間、オルフェアの子どもに手を出さないという約束を、律義なまでに守るのでした。
だ・か・ら、この悪魔は小物なんですけどね!w
つまり、悪魔ザイガスはそんな約束など無視して、その場でアルウェ王妃を殺し、オルフェアを徹底的に滅ぼすことだって、やろうと思えばできたはずなんです。けれどもそれをしなかったのは、アルウェ王妃が、この悪魔ザイガスの「挑発すれば乗ってくる性格」を読み切っていたからといえるでしょう。
兄のナブレット団長にサーカス団を作らせ、15年後に子どもたちをかくまうよう託し、悪魔ザイガスを挑発してフォステイル広場へおびき寄せ、そこで旅人(ルナックル)に倒させるという一連の行動は、優れた予知能力に加えて、悪魔ザイガスの性格を読み切っていたからこそなせる技でした。アルウェ王妃の方が悪魔より何枚も上手(うわて)だったのです。
それでは「オルフェアのどこかで15年の間に生まれる救世主」とは誰のことでしょうか。
そう、救世主とは、アルフェ王妃の実子であるラグアス王子、その人です。
現在14歳くらいの彼は、今後のストーリーに登場する重要人物となります。
このかわいいアルウェ王妃ちゃん様ですが、3つめの願いをノートに書いてしまったのか、ナブレット団長によれば「住んでた家 もろとも…… ひと晩で ミイラみてえに ひからびて 死んじまったと 聞いてるぜ。」という、とても悲しい最期を迎えてしまうのです……
アルウェ王妃の2つめ、3つめの願いは一体何だったのか。
息子のラグアス王子は、なぜ「救世主」なのか。
それは、今後のストーリーで明らかになります。
パクレ警部は不思議な扉の中に閉じ込められてしまうのですが、この続きはオルフェアの町の外伝クエストシリーズ「愉快なオルフェアっ子たち」で描かれることになります。
残念ながら、この「ルナックルの冒険」シリーズは、キーエンブレムをもらうストーリーを中心に、冥王を倒すまでを進めていく企画なので、当面、パクレ警部が外へ出られることはないでしょう……ちーんw
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