レンダーヒルズについて(長い前置きw)
わたしは2017年12月の土地追加の際、ラッカラン住宅村「レンダーヒルズ」地区に引っ越しました。
従来の住宅村の場合、Sサイズの土地が2万~50万G、Mサイズの土地が10万~200万Gとなっています。土地の価格は、土地追加の直後が最高値(50万G/200万G)で、それが6時間ごとに下がり、24日間で最安値(2万G/10万G)に落ち着くという仕組みです。レンダーヒルズ以外の土地追加は、2017年5月を最後に行われていないため、2019年2月現在はすべての丁目が最安値です。
ところがこの「レンダーヒルズ」は、アストルティアに住宅村が登場して以来、何年も変わらなかったそのルールを一切無視して、いきなり「値下げなし1億G」という法外ともいえる価格で販売されました。土地がLサイズのように大きいわけでもなく、サイズはMサイズと同じです。ただ、各丁目に4戸しかなく、そのそれぞれの向かい側に、神官、酒場、バザーなどの主要施設が用意されているという利便性が売りでした。
この住宅村が公開されたのはVer.3.2、2016年1月でしたが、実装当時のわたしたち一家は、レンダーヒルズに土地を買おうなんて、正直微塵も考えていませんでした。どう考えても一部の富裕層向けのコンテンツだし、あからさまにシステムによるゴールド回収を狙っているのがよくわかったし、いくら便利だからといって、せいぜい1,000万Gくらいならともかく、1億Gの価値があるのか非常に疑問だったからです。
それじゃなぜ今ここに住んでいるのかというと、ある日突然思い立ったから。これに尽きますww
2017年11月、なんとなーく全キャラクター(当時は12キャラ)の資産を計算してみたんですね。すると現金が8,800万Gくらいありました。その結果を見て、急に欲しくなったのですw
キャラが多いわりに、あんまり真面目に金策してないから、なかなかGの貯まらないうちの一家ですが、いま計算したら12キャラ合計8800万Gになってました♪
そろそろ欲しいんですよねー!レンダーヒルズの土地がっw
職人と釣りがんばります…(*´꒳`*)
— ルナクル(DQ10)/Lunacle(FF14/Atomos)/予言者育成学園OG (@dqx_lunacle) 2017年11月17日
うちの一家って、実はそんなに積極的には金策をしてないというのは以前も書きましたが、その理由はそんなに積極的にはお金(ゴールド)を使わないからなのです。おしゃれ(染色用のお花など)には使いますが、新装備が実装されるたびに錬金成功品に飛びつく、みたいな遊び方をしていないので、たとえば僧侶装備だと、すでにLv99防具がある時代なのに、いまだに精霊王(Lv80装備)や賢哲(Lv93装備)でやりすごしてますし、あまり重要度の高くないサブキャラにいたっては、Lv80を超えてるのにLv30装備のままだったりもしますww
まあ、リアルマネーを使う課金アイテムに関しては、2垢ぶん毎年ダイヤモンドランク(年間29,000円以上、DQXショップで購入するなどで到達)になる程度は使ってますけどね…w
この年の春、フラワーショップいろはなを始めたこともあって、あまり意識しない間にゴールドが貯まっていたわけです。当時は売上金の計算もあまりしてませんでしたがw
この時点では、次回の土地追加がいつかもわかりませんでしたが、わたしがレンダーヒルズ購入のための貯金を思い立って約1ヶ月、突如レンダーヒルズの土地追加が発表されたのです。
全キャラ合計資産があと300万ほどで夢の1億にっ!w
あくまで合計だから、すぐレンダーヒルズってわけにはいかないけど、目標には一歩近づいたかな♪
— ルナクル(DQ10)/Lunacle(FF14/Atomos)/予言者育成学園OG (@dqx_lunacle) 2017年12月16日
土地追加の発表は、このツイートの2日後でしたw
こんなに早く追加されると思ってなかったので、さすがに焦って次回まで待とうかとも考えましたけれども、このとき追加される丁目が、大好きなドラえもん絡みの数字だったので、黄金の花びら、きんかい、汗と涙の結晶など、金目のものを一気に売り払って1億1,000万Gほど確保し、購入を決めたのでした。
レンダーヒルズは、アストルティアにおける富裕層の象徴みたいに言われますが、上記のようにかき集めて買ったわけですから、わたしは全く富裕層などではありませんw
それから1年以上経過したのですが、改めてレンダーヒルズに1億Gの価値がある?と聞かれると、依然として微妙だという感想です。確かに便利は便利なんですけど、通常のM土地が10万Gなので、その1000倍の価値を見出せるかといえば…w
ただ、レンダーヒルズという存在、あっていいとは思うんですよ。利便性もですが、ヒルズに住むこと自体に、何かステータスのようなものを感じるプレイヤーもいるでしょうし、チームでお金を出し合って共同購入するとか、一味違うプレイヤーイベント会場にするとか、活用方法も多々あると思います。
さて、長~い前置きはこのへんにしまして、本題「マイタウン」の話に入りますw
「マイタウン」とは
「マイタウン」というコンテンツが発表されたのは、2018年7月に開催された「ドラゴンクエスト夏祭り2018 EAST」というリアルイベントでのことでした。
参考リンク: 「ドラゴンクエスト夏祭り2018 EAST」レポート! (冒険者の広場)
Ver.4.5で追加予定のハウジング新コンテンツとして、2枚の写真が公開されました。その写真には、住宅村の共用部分と思われる場所に、庭具を置いたり、地面の素材を変えたりしている様子が写っていました。
これを見たときは、各住宅村は家と家(土地と土地)の間にかなり広い空間(共用部分、通路)があるので、そこを生かすためのコンテンツかな、とわたしは思いました。どういう仕様かはわからないものの、その丁目に土地を持っている人、あるいは土地購入のように、「マイタウン」の特定区画の権利を購入するなどで、そこに庭具を置いたりできる、ハウジングの拡張的なコンテンツかなと。つまり、誰もが楽しめるお楽しみ系コンテンツかなと、そう考えていたのです。
その「マイタウン」の一部情報が、2/19に放送された超DQXTVで明かされたのですが、Ver.4.5後期(6~7月頃と思われます)で実装予定とされたそれは、全く想像とは違うものでした。
それもいい意味ではなく、悪い意味で……
「マイタウン」について2/19の発表
まだ詳細仕様が発表されたわけではありませんから、想像による部分が多いことを前提に書きますが、みんなで遊べて楽しそうなイメージだった「マイタウン」は、完全に「一部富裕層にしか遊べないコンテンツ」として作られていたのです。
放送で安西ディレクターの口から語られたのは、要約するとこんな内容でした。
- レンダーヒルズより高い
- 作るの相当大変だった
- (5億?と聞かれて)そんなにしない
どうやら従来の住宅村の拡張などではなく、新・高級住宅村の追加だったようです。
ドラクエ10のサービス当初、S土地、M土地に続いて「L土地」というものが検討されていた時期がありました。ただ、これについては、提案広場での質問を受け、当時ディレクターだったりっきーが、2013年12月(Ver.2の開始直後)に以下のように回答しています。
すいません。今のところ中長期の計画にはない状態となっています…。
作成が大変な割に、一部のお金持ちの方だけしか
楽しめないコンテンツとなってしまうので
考えた末に、他のコンテンツ作成に注力することにしました。
ご理解いただければ幸いです。
この回答から5年の間に「レンダーヒルズ」というものが実装され、それがりっきーの言う「一部のお金持ちの方だけしか楽しめないコンテンツ」に該当するものだと思っていました。つまり「L土地」の実装を見送って、「レンダーヒルズ」という形に落ち着いたのだと…
ところが「マイタウン」は、公開された写真などで想像する限り、どうやら「広い庭でハウジングを楽しめるコンテンツ」に近いようです。その「庭」が敷地内だけでなく外に広がっているのですが、レンダーヒルズのように各丁目の戸数が少ないか、あるいは1丁目あたり1プレイヤーみたいな感じかもしれません。
これは結局のところ、企画が消えたと思われていた「L土地」が形を変えた姿に見えます。
問題なのは、この「マイタウン」は、ハウジングを楽しんでいる人たちにとって、ものすごく魅力的な内容であるにもかかわらず、レンダーヒルズ以上の価格ということなので、完全に富裕層にしか楽しめない点だと、わたしは思います。
レンダーヒルズは確かに便利です。
だけど、ただの住宅村です。
利便性は非常に高いですが、住宅村としての機能は従来と何も変わらないので、初心者が無理をしてまで手に入れるほどの存在ではありません。わたし自身が住人だからこそ言い切れますw
もちろん、レンダーヒルズを憧れの存在として、いつかこれを買えるまでがんばるぞ、というモチベーションにもつながると思います。だけどそれまで普通の住宅村に住めます。利便性だけは別として、レンダーヒルズに住むのと同じ遊び(ハウジング)を、誰でも楽しめるのです。
ところが「マイタウン」は、「自分の町を作る」ような、いわば「新しい遊び」です。たとえばドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」などを観て、ドラクエ10に興味を持ってやってきた新人冒険者は、「マイタウン楽しそう!」と思ったとしても、一般的なプレイ時間であれば、おそらく何年もの間この遊びを全く楽しめないわけです。
現在レンダーヒルズは3,000丁目まであり、現在空き土地はないので、合計12,000人のキャラクターが住んでいます。アストルティアにどのくらいのプレイヤーキャラクター(アカウント数ではありません)が存在するかを考えれば、全体から見ると、ここに居住できているキャラクターは、ほんの一握りだとわかります。(レンダーヒルズは現時点で引っ越し不可なので、しばらく土地追加がないことによって、ゴールドを持っていても買えないキャラクターも多数いるとは考えられます)
「マイタウン」をどの程度の戸数、開放するのかわかりませんが、Ver.4.5後期の目玉コンテンツのひとつが、ほんの一握りにしか遊べないというのは、「作るのが大変だった」と言うなら、それは非常にもったいないことだと思うのです。
もっとも「作るのが大変」なことも確かでしょうが、これ専用のサーバーなどのシステムリソースを用意する必要があり、「その維持コストもかかるから大変」という意味合いも含まれているのかもしれません。それを理由にして「高いゴールドで少人数に提供」したいのだとすれば、それは「リアルマネー課金」によって提供すべきなのです。
運営さんに望むこと
もしかすると運営さんには、ハウジングを楽しむプレイヤー=富裕層みたいな誤解があるのでしょうか。
わたしやあかり姉のフレンドさんには、ハウジングを愛してやまない人たちがたくさんいます。その人たちは「マイタウン」が最初発表されたとき、ものすごく大喜びしていました。だけど決して富裕層ではないのです。超DQXTVを観てがっかりしたというようなツイートもいくつか見ましたし、悲しい気持ちになりました。
意見の中には、ゴールドでなくリアルマネーで販売してほしいというものもありました。「マイタウン」を遊べるなら、リアルマネーを支払ってもいいと考える人もいるわけです。その人たちにとっても、1億G以上5億G未満と考えられるマイタウン権利書が、手の届かない高嶺の花になってしまっているわけです。
このことは、考えようによっては、利用規約で絶対禁止とされているRMT(リアルマネートレード)を助長してしまうことにも繋がりかねないのです。
たとえばマイタウン権利書が3億Gだとします。そして、「マイタウン」を遊べるなら30,000円を出しても構わないと思ってる人がいるとします。そこにRMT業者が「3億G、30,000円でどうですか?」と近づいてきたら…?
「へぇ~!イイネ!買っちゃおうかな~!」
※元ネタ: ふうせん三姉妹のルール&マナー講座 (冒険者の広場)
もちろん、そこで買ってしまっては一発アウトです。特にレンダーヒルズやマイタウン権利書の購入者は、不正な手段で得たゴールドではないか個別調査が入りますから、高確率でBAN(アカウント永久停止処分)されてしまうでしょう。
そんな気持ちを、運営さんが自ら惹起させてどうするんですか!?ということです。
ただ、レンダーヒルズより高いなどの予定方針を既に発表されてしまった以上、仮に反対意見が多く寄せられたとしても「反対が多かったので方針を変えました」というのは、やめてもらいたいです。プレイヤーの意見で、そんなにコロコロと方針を変えるような運営さんは信用できませんから。
なので、今後の新コンテンツ開発においては、ぜひどういうプレイヤーが、どういう遊びを望んでいるか、そのあたりをもっとよく考えて企画して頂ければと思っています。そして、ゴールド回収手段とあからさまにわかる施策を出してくるのは、これを最後にしてもらいたいです。以前あった「ふくびきランド」のイベント、あまりにも意味不明すぎて、あのときはさすがにちょっとドラクエ10休止を考えたくらいですから。
※ふくびきランド=あからさますぎる巨額ゴールド回収イベントです。解説はしませんので知りたい方はググってくださいw
おわりに
こんなに長く「マイタウン」のことを書きながら、最後にこんなことを書くと怒られるかもしれませんが、わたし個人としては、マイタウン権利書の購入には全く興味がありませんw
というのは、ハウジングはドラクエ10でもFF14でも超苦手分野で、時間をかけてそれをじっくり練ろうにも、日課などが忙しくて放置状態です。ハウジングガチ勢どころか、ハウジングダメダメ勢なのですww
ただ、誰かが作ったハウジングを見るのは好きです。マイタウン権利書を購入しそうなフレンドさんもいるので、その人たちの「マイタウン」が出来上がれば、ぜひ見に行きたいと考えています。
また、高額で販売されることが発表され、動揺が広がった中にも、たとえばチーム内で募金を集めて、チーム全体で共同購入しようというような動きも実際に出てきています。あかり姉が所属する「聖ドワ子学院」はまさにそれで、わたしたちも、学院の生徒さんがたくさんお花を買ってくれているわけですから、その収益をどーんと還元するつもりです。
こういう温かい動きが広がるのはいいことですが、やっぱりコツコツとひとりでハウジングを楽しみ、それをツイッターで公開するような楽しみ方をしている人も少なからずいらっしゃいます。そういう人たちが巨額のゴールドを稼ぐ時間などをとれないことで、せっかくの楽しみを閉ざしてしまうのは、やっぱり良くないんじゃないかなとも思うのです。1,000万G程度であれば、職人や釣り、日替わり討伐や試練などを、1~2ヶ月ほどがんばれば稼げるでしょう。しかし3億Gだとすれば、単純計算でその30倍かかるわけです。それを短期間に必死で稼ごうと思えば、それこそ遊びのはずが義務になり、ゲームが作業になり、イヤになってやめてしまう人も出てきて当然でしょう。
ちょっと今回は運営さんに対する批判めいたことを書いてしまいましたが、これでも応援のつもりです。
この世界も8月で7年になります。こんなにも長期間、ずっと新たな遊びを開発、提供し続けてくれている運営さんには頭が下がる思いですが、最近は大変すぎて周りが見えなくなってないかな?と感じるようなこともあります。この「マイタウン」の発表を見ていても、やっぱり心配になることが多かったので、1プレイヤーの所感というか気持ちですね。それを記事にしてみました。
はい、6000文字を超えてしまいましたww
今回は写真も少ない長文を、最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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