この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | 神話篇「ふたりの逃亡者」をクリア済み |
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シリーズ名 | 神話篇 |
依頼NPC | (落陽の草原)????「ロディア」さん |
所要時間 | 1時間10分程度(ワープを利用しない) 30分程度(前半のみワープを利用する) 20分程度(すべてワープを利用する) ※ムービースキップしない場合 |
初回報酬 | 故郷の石 経験値: 30285 / 名声値: 2019 |
クエスト実装日 | 2013年 9月 26日 (Ver.1.5中期) |
クエスト手順
落陽の草原 B7 にいる「コゼット」ちゃんと話して ???? に行き「ロディア」さんから受注
- 次の手順で進める(「6」の戦闘で勝利するまで「クエストが進んだ!」表示はありません)
- 落陽の草原 B6 で 光の河のほころび を調べて「パーティ同盟相手」の決め方を選択
- 闇の溢る世界 を進み、最奥にある 帝王の玉座 に入るとカットシーン(ムービー)
- 「災厄の王」と戦闘後、カットシーン
- 闇の溢る世界 をさらに進み、最奥にある 滅びの間 に入るとカットシーン
- 「おにこんぼう」と戦闘後、カットシーン
- 「真・災厄の王」と戦闘
- 戦闘後にカットシーン、その途中でクリア
「闇の溢る世界」に入ってすぐのところにある石碑を調べると、次のように確認されます。「はい」と答えると「帝王の玉座 入口」までワープします。
「帝王の玉座」で「災厄の王」を倒して先へ進み、「下層への通路」にある石碑を調べると、次のように確認されます。「はい」と答えると「滅びの間 入口」までワープします。
「滅びの間 入口」C7 にある泉は回復ポイントとなっています。
特殊ダンジョン「闇の溢る世界」の攻略
「闇の溢る世界」は、前半と後半をそれぞれ60分以内に攻略する必要があるダンジョンです。
地下2階~6階(前半)のマップや出現モンスターは「闇に眠りし王」の記事をご覧ください。
「災厄の王」(幻影)を倒して先へ進み、地下8階~滅びの街(後半)を攻略していくことになります。
前半と比べると時間はかかりませんが、上でも書いた通り「下層への通路」の石碑を調べることで、「滅びの間 入口」までワープすることもできます。ここにしか出現しないモンスターはいないため、単純に「真・災厄の王を倒したい」だけであれば、簡単に攻略することができます。
地下8階
合計の戦闘回数は4回で、出現モンスターは「デビルプリンス」「ブルーイーター」「レッドイーター」「しにがみのきし」でした。すべてのモンスターを倒して、地下9階へ向かう扉に触れるまでの時間は約3分でした。
地下9階
合計の戦闘回数は2回で、出現モンスターは「キマイラロード」のみでした。すべてのモンスターを倒して、滅びの街へ向かう扉に触れるまでの時間は約2分でした。
滅びの街 (その1)
合計の戦闘回数は2回で、出現モンスターは「ストーンマン」のみでした。すべてのモンスターを倒して、滅びの街へ向かう扉に触れるまでの時間は約2分でした。
滅びの街 (その2)
合計の戦闘回数は3回で、出現モンスターは「まかいじゅう」のみでした。すべてのモンスターを倒して、滅びの間 入口へ向かう扉に触れるまでの時間は約3分でした。
戦闘の攻略
災厄の王とのバトルについては「闇に眠りし王」の記事をご覧ください。
おにこんぼうと戦うことになります。「テールスイング」で前方に範囲ダメージを与えてきますが、「ジャンプ」で回避できます。「つうこんのいちげき」はかなり強力なダメージを受けるので、盾スキルの「会心ガード」などを使って対策しましょう。
真・災厄の王と戦うことになります。使用特技は幻影よりも少ないですが、通常攻撃ですら400程度のダメージを受けるなど、最大HPが低いメンバーだと壊滅しかねない強さを持っています。とはいえ、幻影と同様に、状態異常攻撃の対策ができていて、高火力を出せるサポート仲間(Lv120以上のバトマス、魔剣士など)がいれば、2024年現在では、4人パーティであっても3分程度で勝てる相手です。
バトルに自信がない場合、自キャラはスティック装備の天地雷鳴士がおすすめです。あるいは僧侶で回復や蘇生に専念して、攻撃はサポート仲間に任せる方法もあります。耐性に不安があれば「キラキラポーン」をかけておくと安心ですが、「いてつくはどう」で解除される点は要注意です。
受けるダメージ量は、レベルが高く、適切な防具を身に着けているサポート仲間であれば、かなり抑えることができます。主人公のレベルが低めの場合、一撃で致死レベルのダメージを受けるものも多いので、攻撃役のサポート仲間にも、蘇生や回復ができる職業(旅芸人、レンジャーなど)を入れた方がいいでしょう。範囲攻撃など、回避できるものは、できるだけ離れるようにしましょう。「じひびき」は「ジャンプ」でかわせますが、発動タイミングが早い点には注意しましょう。
あった方が良い耐性は、行動不能になってしまうリスクが高い「マヒ」「混乱」「呪い」と、前衛のみ「幻惑」ですが、すべて揃えるのは難しいので、「キラキラポーン」をかけて防いだり、僧侶の「シャインステッキ」、どうぐ使いの「プラズマリムーバー」で解除していきましょう。
使用特技
- 連撃
前方範囲に4回のランダム攻撃 - いてつくはどう
こちらにかかった良い効果(バフ)をすべて解除する - インドラの矢
狙われた人の周囲に雷属性の大ダメージ - ジゴスパーク
災厄の王の周囲に雷属性の大ダメージ+マヒの状態異常効果 - じひびき
災厄の王の周囲に土属性の大ダメージ+ふっとばされる(ジャンプで回避可) - 魔蝕
広範囲にダメージ+最大HP減少の呪い、幻惑、混乱、全属性耐性低下の状態異常効果
クエスト動画
クエスト解説
「神話篇」のクライマックスとなるクエストです。以前倒した災厄の王は幻影にすぎなかったため、世告げの姫たちの記憶の封印を解いて帝王の玉座へ赴き、幻影を再度倒すことで幻術を解きます。
災厄の王は「もともと善良な心を持ち この世界に 平和を築こうとした 英雄のひとり」だったと、ロディアさんは説明します。ところが「誰よりも強く 優しい心を持っていた 英雄は 大いなる闇の根源に取り込まれ 破壊の限りを尽くす魔物に 変えられた」と言うのです。
「神話篇」は、Ver.1の基本的なストーリー「エテーネの村を滅ぼした冥王ネルゲルを倒す」という内容とは別の独立したストーリーではありますが、ここで冥王と災厄の王を結ぶ重要なキーワード「大いなる闇の根源」が登場します。「大いなる闇の根源」は、冥王との契約によりチカラを与えただけではなく、この世界の英雄を取り込み、おそろしい魔物に変えてしまっていたのです。
謎の少年は「王の身体より追放された理性」がその正体でした。目的は「闇のチカラに支配された 自身の暴走を止めること」で、それを果たすため、ロディアさんたちを世告げの姫にしたのでした。
彼はここまで連れてきてくれたロディアさんたちに対して、「おねえちゃんたちは もう自由だよ。」と、解放を宣言しますが、主人公には協力を要請します。
本来は王の持っていた「6つの理性」が、それぞれ世告げの姫たちに導かれる予定でした。すべての理性が戻れば、災厄の王を元の姿に戻すことができたのです。
ところが世告げの姫のうち、守り手のシュゼさん、担い手のテルナさんのふたりは、すでに災厄の尖兵に殺されてしまい、そのとき同時にふたつの理性も消えてしまったのです。そのため少年には、王の姿を元に戻すことができなくなってしまったので、主人公に「本当の災厄の王を 倒してほしい」と頼みます。
少年は幻術を解き、本当の災厄の王がいる場所へ繋がる道を開きます。ここで主人公は世告げの姫たちと別れるのですが、少年と何やら話し合いをしている様子です。
先へ進むと「滅びの間」というところに到着します。中に入ると突然襲ってきたのは……
旧Twitterで「#おにこんぼう前のいっ」というタグが作られ、この顔をアップするのが流行っていたことを思い出します。流行したのは、もう10年前なのかと思うと気が遠くなりそうですがw
おにこんぼうが、なぜこんな場所にいたのかはわかりませんが、文字通りの前座にすぎず、主人公はあっさりと倒してしまいます。ところが倒したはずのおにこんぼうが立ち上がり、再度主人公たちを襲おうとするのですが、そこに巨大な影が走ってきて、おにこんぼうをメッタ打ちしてしまいます。
そしてその影は、主人公に向かって襲いかかってくるのです。
これが真・災厄の王でした。
真・災厄の王は実装当時、そりゃ8人がかりで戦う相手なんだから当然ではありますが、歴代ドラクエのボスの中でも最大のHPを持つ強敵でした。バトルの制限時間は30分で、時間内に倒せないこともあるほどでした。それが、今やサポート仲間3人の4人パーティでも、3分足らずで倒せてしまうのですから、実装から11年という歳月をひしひしと感じずにはいられません……w
バトルとしては勝利するのですが、そこに世告げの姫たちが現れ、消滅することもなく蠢く災厄の王の姿を見て「どうやら それ以上は 無理なようです。」と告げます。元の姿に戻すことも、消し去ることもできないのであれば、「せめて 二度と動けぬように 地の底深くに 封印するしかありません。」と言います。
ここで突然「白星剣」というものが登場するのですが、これはすでに配信終了した予兆クエスト「白き剣の下に」で、主人公が取ってくる剣だそうです。ただ、このクエストはVer.1.3限定だったので、そのクエストをやってない人にとっては、この剣が何なのか知るはずもなく…w
わたし自身も予兆クエストの頃はまだ冒険を始めていないので、DQ10大辞典で知ったのですが、この剣は「星空の守り人」、すなわちドラクエ9の主人公が使っていたものだそうです。見た目はドラクエ9に登場した「ぎんがのつるぎ」に似ているそうですが、わたしは覚えていませんw
さて、世告げの姫たちが災厄の王を封印すると、彼女たちも一緒に地の底へ沈むことになります。彼女たちは口々に「後悔はありません」と言いながら任務を遂行するのですが……
シスターだったサテラさんは「偽りの予言」により多くの犠牲が出たことを悔やんでいました。封印により世界を救うことで、その贖罪としたい気持ちはあったでしょう。4人の中で、最も封印するという決断を受け止め、納得しているのは、おそらくサテラさんだと思います。
だけどほかの3人は……
メルエさんは生まれつきの病気で歩くこともできませんでした。謎の少年のチカラで歩くことができるようになった今、これまでの人生を取り戻したい気持ちもあったのではないでしょうか……
マレンさんは恋人を亡くしましたが、その恋人は少年のチカラで蘇生することができました。世告げの姫になってから会うこともできていないのに……
そしてロディアさんは、世告げの姫のリーダー格ですから、率先して封印することを決意した様子ですが、少年のチカラで追っ手に殺された妹を蘇らせてもらい、それから会えていません。沈みゆくとき、唯一涙を流しながら「ごめんね。コゼット……。」と言っているのです……
これしか方法がなかったのだ、と言われれば事実そうなのでしょうが、あまりにも彼女たちが可哀想すぎると言いますか、救いがないと言いますか。もっとも「神話篇」自体の悲劇性を考えれば、下手に救いを与えてしまうと物語が台無しになる危険もあることは、重々理解してはいるのですが……。
なお、彼女たち4人の世告げの姫について、それぞれエピローグとなるクエストが用意されています。真・災厄の王を倒すことだけが目的であれば、やってもやらなくてもいいクエストではありますが、ボスを倒して終わりではなく、余韻を残すクエストを(あまり余裕がない中にもかかわらず)しっかりと作っているのは、なんとなく初代ディレクターの藤澤さんらしいなとも思っています。「神話篇」のストーリーを楽しんでこられた方には、ぜひクリアしておいてほしい4話です。
最後に、クエスト「最後の神話の戦い」の初回クリア報酬「故郷の石」について書いておきます。この「故郷」というのは、各種族を選んだ際のいわゆる「初期村」のことです。わたしたち冒険者に共通する故郷、エテーネの村に帰れるわけではありません。
この特別なルーラストーンは、クエスト実装当時はそれなりに重宝されていましたが、今はバシっ娘も、行商人(馬車)もいる上、Ver.2.1のストーリーを進められる状態になると、とあるクエストで「メガルーラストーン」というものが手に入り、これを入手後は完全に価値を失ってしまうことになりますw
報酬的な意味での魅力は、現在ではあまりない状況です。とはいえ、名声値2019ももらえるクエストは他に存在しませんので、名声レベルを上げたい方は、やっておいて損はありません。
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