この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | 神話篇「闇に眠りし王」をクリア済み |
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シリーズ名 | 神話篇 |
依頼NPC | (落陽の草原)????「サテラ」さん |
所要時間 | 15~20分程度 |
初回報酬 | イエローオーブ: 1 経験値: 3900 / 名声値: 52 |
クエスト実装日 | 2013年 7月 25日 (Ver.1.5前期) |
クエスト手順
落陽の草原 B7 にいる「コゼット」ちゃんと話して ???? に行き「ロディア」さんと話した後、再度「コゼット」ちゃんと話して ???? に行き「サテラ」さんから受注
- 港町レンドア北 E3 教会で「テティ」ちゃんと話す
- 落陽の草原 B7 にいる「コゼット」ちゃんと話して ???? に行き「サテラ」さんと話す
- カミハルムイ領南 G2 にある ナギリ洞 に入るとカットシーン(ムービー)、その後ボス戦
- ボス戦後にカットシーン、その途中でクリア
上記手順「1」の後、「世告げの姫 サテラに会うため 今すぐ 落陽の草原にいる コゼットの所へ 行きますか?」と確認されます。
戦闘の攻略
闇夜の巨人と戦うことになります。「ランドインパクト」で範囲ダメージ+転ばされるほか、高頻度で「つうこんのいちげき」を受けることがあり、危険です。「会心ガード」を使って防ぎましょう。
クエスト動画
クエスト解説
ロディアさんに会うと「災厄の王の幻術を解く方法が 判明した」と言われます。そのカギは「世告げの姫」たちの封じられた記憶の中にあるとのことで、すでに命を落としてしまったシュゼさん、テルナさんを除き、サテラさん、マレンさん、メルエさんの記憶の封印を解く手伝いを依頼されることに。
ここで整理しておきますと「世告げの姫」は6人いたようです。ロディアさんによると、全員もともと「ただの 人間の娘」だったのが「ある時を境に 世告げの姫としての使命を 与えられた」といいます。
ガケっぷち村が襲撃された時点ですでに故人
- 守り手の「シュゼ」さん
- 担い手の「テルナ」さん
このふたりは「神話篇」の予兆クエストが配信されていた Ver.1.3の時点で、すでに「災厄の尖兵」によって殺されてしまっていたそうですので、名前しか登場しません。
「神話篇」本編に登場する4人
- 星詠みの「サテラ」さん
- 舵取りの「マレン」さん
- つなぎ手の「メルエ」さん
- 導きの「ロディア」さん
今回は、このうちサテラさんの記憶の封印を解いていくお話です。
サテラさんは「星々の歌を聞き 未来を知ることのできる」、つまり予知能力を持っていますが、自身の過去についてはほとんど覚えていません。唯一の心当たりは「港町の大きな教会で祈る女の子」だといいます。5大陸で「港町」と言えば「港町レンドア」しかなく、大きな教会があるのは「港町レンドア北」なので、早速そこへ向かうと、そこには確かに女の子、テティちゃんがいました。
テティちゃんによると、サテラさんはこの町で予言をして「いっぱい当てた」のだけれども、なぜか「兵隊さん」がカミハルムイの洞くつへ連れて行ったのだといいます。聞いた話をサテラさんに伝えると、カミハルムイ領南の「ナギリ洞」の名が「記憶の片隅」にあるというので、そこへ連れて行くことになります。
ナギリ洞に入ると、サテラさんは「たしかに 私は ここに 幽閉されていました。」と話します。幽閉とは穏やかではありません。彼女に一体何があったのでしょうか。するとそこに闇夜の巨人が現れ、このモンスターが「記憶のカギを にぎっている」ということなので、31秒ほどでサクッと倒しましたw
すると、サテラさんは記憶を取り戻します。
サテラさんは、港町レンドア北の教会のシスターでした。
ある日、テティちゃんが、パパの乗った船が嵐の中にいて、無事に帰ってこられるかと心配していたため、サテラさんは「子供たちを励ますための 小さなウソ」をついたのです。
その「偽りの予言」が当たったということで評判となってしまい、ついには悩む国王のためにと「兵をさらに進めるべきか 退くべきか」という、戦局の予言を求める人物が現れます。自分にはそんなチカラはないと言いたいところですが、サテラさんのチカラを、純真な心で信じているテティちゃんの前ということもあって断り切れず、「兵を…… 進めるべきです。」という「予言」をしてしまいます。
それが運悪く外れてしまい、軍は壊滅して多くの死者を出す結果に。サテラさんは「偽りの予言をした罪」ということで、ナギリ洞に幽閉されてしまったのです。
ここで疑問点がいくつか出てきます。まず、港町レンドアは「国」ではなく「町」であり、ここに国王はいません。サテラさんに予言を頼みにやってきた人物も「はるばる参りました」と言っていますので、レンドアから遠く離れた場所から来たのでしょう。
そして、戦争があったのは、テティちゃんが今も幼い少女であることから考えれば、せいぜい1~2年前だと思われますが、アストルティア5大陸では、それほど最近まで戦争をしていたという国は確認できません。ということは、レンダーシア大陸にある国なのでしょうか。
あるいは、この「神話篇」の少し後のクエストで、とある王国の存在が明らかになりますので、サテラさんもその国民だという可能性も考えられますが、その国の実体はゲーム内で確認できていません。(この「王国」については、その名前が出てくるクエストの解説で改めて説明します)
その王国を除外すれば、現在のレンダーシア大陸にはふたつの国が確認されています。それはグランゼドーラ王国と、アラハギーロ王国です。Ver.2メインストーリーのネタバレにもなるので詳細は伏せますが、この2国のうち、最近まで戦争をしていた形跡があるのは、アラハギーロ王国の方です。
アラハギーロ王国は戦争により痛手を負っているのですが、アラハギーロ王国が具体的にどの国と戦争をしていたのか、作中では語られていません。ただし相手が魔族であることだけは明らかになっています。
さらに、サテラさんが幽閉されていたナギリ洞は、上の「とある王国」からも、アラハギーロ王国からも、かなり離れた場所、カミハルムイ領南にあります。幽閉にせよ投獄にせよ、その国内にある牢屋や建物で行うのが一般的ではないでしょうか。わざわざ他国領に幽閉する意味がわからないのです。
サテラさんについては、このように謎だらけです。
本来、「神話篇」は期間限定クエストとして作られていたので、シナリオ班も後のストーリーや実在する国との関係まで考えず、「どっかの国と国が戦争して、サテラさんはその被害者のようなもの」という趣旨を書きたかっただけ、つまり、あまり深く考えていなかった可能性も否定できませんがw
さて、幽閉されていたサテラさんの前に、謎の少年が姿を現します。
その少年を「神さまの お使い」だと考えたサテラさんは、彼に向かって、偽りの予言が原因で多くの死者を生んでしまったことに対して懺悔し、「もし私に 本当の予言のチカラがあれば あの人々を 死なさずに済んだのに……。」と後悔の念を示します。
それを聞いた少年は「それが おねえちゃんの願いなんだね?」と言い、サテラさんに目を閉じるように伝えます。そして目を開けた瞬間、サテラさんには本物の予知能力が宿っていたのです。
この謎の少年は一体誰なのでしょうか。本当に「神さまの お使い」なのでしょうか…?
今回のクエスト「偽りの星詠み」のクリアは、「神話篇」のクエスト「記憶のつめあと」の受注条件となります。
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