この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | 「神話篇(序章)」で「王者の座」へ行きカットシーンを観る |
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シリーズ名 | 神話篇 |
依頼NPC | カミハルムイ城 D4「バショオ」さん |
所要時間 | 20~25分程度 |
初回報酬 | 王者の脚甲が 装備可能に グリーンオーブ: 1 経験値: 6525 / 名声値: 87 |
クエスト実装日 | 2013年 5月 16日 (Ver.1.4) |
クエスト手順
カミハルムイ城 D4 にいる「バショオ」さんから受注
- ツスクルの村 F4 研究室で「師フジツボ」さんと話す
- カミハルムイ城 D4 にいる「バショオ」さんと話して「はい」と2回答える
- 「2」で言われた内容をヒントに、ある場所(POINT参照)で写真を撮る
- カミハルムイ城 D4 にいる「バショオ」さんと話し、3で撮影した写真を見せて「いいえ」と答える
- ある場所(POINT参照)へ行き、あるものを調べると、カットシーン(ムービー)
- 荒城の隠し御殿 を進み、荒城の宝物殿 でボス戦
- ボス戦後のカットシーンを観て「王者の脚甲」を入手
- カミハルムイ城 D4 にいる「バショオ」さんと話すとクリア
上記手順「1」の後、「今すぐ カミハルムイ城へ 行きますか?」と確認されます。
「3」で写真を撮る場所は謎解きになっています。
「5」で訪れる場所と調べるものも謎解きになっています。
ダンジョン「荒城の隠し御殿」の構造は「魔法の迷宮」の「百鬼の隠れ屋敷」とほぼ同じで、フロアに出現するモンスターをすべて倒すと、次のフロアへ進めるようになります。制限時間は40分です。
戦闘の攻略
クエスト動画
クエスト解説
いわゆる「王者装備」を入手するための、5話あるクエストのひとつです。
今回の依頼者は、カミハルムイ城にある、大きな桜の木のところに立っているバショオさん。名前は明らかに松尾芭蕉(1644~1694)から取られています。また、各地の本棚に彼の句集「俳人バショオの松葉抄」という本があり、2024年現在、5大陸で5冊の存在が確認されています。
このバショオさんは「ニコロイ王が幼少のころ 文字や古い歌などを お教えしていた者」とのこと。ニコロイ王から「もしも 王者を志す者が現れたら チカラを貸す」ように言われているそうです。50年前の「悲劇」(メインストーリー「カミハルムイのおはなし」参照)の後、王者の武具の所在がわからなくなっているので、それにまつわる伝承を探すことを依頼されます。
ところでバショオさんは、カミハルムイの語源となった歌を聞かせてくれます。
神代過ぎ 春の桜よ 無為に咲く
この赤字の部分をとって、国名が「カミハルムイ」になったという話なんですが、このクエストを初めてやったときから、わたしはこんなツッコミを入れずにいられませんでした。
なんで漢字やねんっ!w
アストルティアでは、俗に「アストルティア文字」と呼ばれる文字が使用されていて、ゲーム内の様々なところで見ることができます。それを完璧なまでに解読された方もいて、フォントにまでなっています。(それとは別に、各種族ごとの文字もありますが、ここでは触れないでおきます。脱線しすぎるのでw)
上の画像は「アストルティア文字風フォント」を使用させていただきました。
もちろん、日本語の発音をそのまま特殊な文字にあてているだけなので、厳密にはアストルティアで使用される「言語」の存在を確認できているわけではありません。そして「カミハルムイ」の由来が「神・春・無為」というのも、確かに設定の上ではそうなのでしょう。
ところが、ゲーム内の登場人物が、したり顔をして「漢字で」説明してしまっていることに、どこか違和感を受けてしまったのです。もっとも、武闘家クエストに登場するヤーンさんなんかは、胸にデカデカと「堕」なんて漢字が書かれていたりしますし、そういう装備もあります。あまり目くじらを立ててもしょうがないとは思いますが、もう一度だけ言わせてください。
なんで漢字やねんっ!w
ということで、このクエストの前半は謎解きになっています。漢字の使用はともかく、内容としてはなかなか面白いので、謎解きが好きな方は、ぜひご自身で解き明かしてみてください。
この後は、例によって「魔法の迷宮」使い回しのダンジョンへ行き、エルフを選択した場合のメインストーリー「ツスクルのおはなし」のボス「若葉の精霊」を強化しただけのボス「荒城の守護精」を倒して「王者の脚甲」を手に入れるという、おなじみの流れとなります。
さて、クリア後にバショオさんは、さらっと不思議なことを言います。
ニコロイ王の幼少のころというと、50年前です。また、ツスクルの村で会った師フジツボさんは、どう見てもかなりの高齢ですので、その恩師ということは、バショオさんもかなりの高齢ということです。
そんな人から「遠き旅の空より 帰ってきた」なんて言われると、実はバショオさん、既にこの世の人ではないのでは…?という疑問が浮かんできます。
ただ、クエスト「王たる者の資質」に登場したポウリョウさんは亡霊ですが、半透明でした。バショオさんはそういう様子はありません。また、師フジツボさんも「恩師のバショオ先生が 探しておられる」と聞いても、特に妙な反応はしませんでしたし、最後に「バショオ先生に そう お伝えしてくれい。」と言っているので、普通に考えれば、バショオさんがご存命だという前提での言葉にも思えます。
「師フジツボさんも実は死んでいる」説も成り立たなくはありません。
あらやだ、こわい←
また、捨てられた城は夢幻の森を超えた先にあり、少なくとも老人が訪れるには厳しい場所のように思えますが、バショオさんはなぜか苦労した様子もなく、文字通りひょっこりそこへやってきます。
実際のところ、どうなのかはわかりません。それに「神話篇」制作中は開発スタッフさんも超多忙だったでしょうし、単なるセリフの変え忘れに思えなくもありません。2024年現在も、バショオさんは一番目立つ桜の近くに立っていますが、カミハルムイ城にいる人々が、誰も彼に言及していないのは気のせいでしょうか……?
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