ねじれたる愛の物語 ~ヴェリナード建国前夜~

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Astoltia Side (DQ10)アストルティア考察
 
今回の記事には、ドラクエ10 Ver.6.1のメインストーリー「暴かれし相貌」と、クエストNo.706「宝の価値」の重大なネタバレを含みます。また、Ver.6.2のストーリーを開始後に読むことのできる本棚の書物についても、その内容に触れている箇所があります。
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アリアとカルーモ

今回取り上げたヴェリナード建国にまつわるお話は、一種のサスペンスドラマのような展開ですが、ねじれたる愛がもたらした結果であるともいえます。憎しみを乗り越えてひとつの国を作ろうとした、まさにその寸前。ひとりの男の歪んだ愛、屈折した欲望が、誰も考えもしなかったような悲劇をもたらし、せっかく平和的な統合を控えてたのを台無しにしてしまうのです。

しかし、アリア、カルーモをはじめとする残された者たちは、事の真相を究明してヴィゴレーを断罪し、その悲しみを乗り越え、その後600年にわたるヴェリナード王国の繁栄の礎を築き上げ、子孫へのメッセージをも残すのです(300年前のバサグランデによる混乱の渦中で、一時失われてしまっていましたが)。

このアリアについて、天星郷のとある民家の本棚にある書物「星導秘録」によれば、天使からはなかなか見下された評価を下されているようです。(これはVer.6.2のストーリーを進める過程で入れる民家にあります)

アリアが亡くなったとき、彼女も英雄候補として天星郷へ招くべきとの提案がなされたようですが、統一国家を築き上げた功績の大部分はリナーシェによるものだからと、一笑に付されたとの記述があります。

わたしは、リナーシェの功績が英雄たるものであることに異議はないものの、新国家をまとめ上げた初代王妃アリア、初代国王カルーモの功績も、英雄に匹敵すると思っています。憎み合っていたジュレド王国、コルレーン王国の子孫たちが、ふたりの先導によって互いに手を取り合い、その結果として、600年続くヴェリナード王国は今も繫栄しているのですから。

なお、悪神化したリナーシェが、そのカルーモとアリアの築いた国ヴェリナードを「ヴィゴレーの作った国だから」という理由で滅ぼそうとしたり、さらには「ヴィゴレーの子孫」だと思い込んで、ふたりの子孫であるセーリアやオーディス王子にまで牙を向けたのは、自身がヴィゴレーに殺された後、ヴェリナードで何が起きたかを全く知らなかったためです。

リナーシェが亡くなってから起きた出来事を説明する役割を担う、リナーシェの導きの天使であったアルビデが、このことを彼女に説明しなかったのです。そのアルビデは、Ver.6.0の最後で死亡していますが、そのあたりの経緯をご存じない方は、ドラクエ10をプレイしてくださいw

   
Astoltia Side (DQ10)アストルティア考察

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