アストルティア10周年 (2) DQ10の魅力&Ver.3~4

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DQ10アストルティア10周年
この「アストルティア10周年」の記事では、過去バージョンの振り返りを行う過程で、一部ボスキャラクターの写真などを使用します。一部ストーリーの内容、ボスの名称など、Ver.5範囲までのネタバレとなる可能性がありますので、どうぞご注意ください。
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Ver.3期間の思い出 その1

ここからはVer.3時代を振り返っていきます。

2015年4月30日にパッケージが発売されますが、当時メインキャラだったつき兄が、Ver.2のラスボスであるマデサゴーラを倒したのは、どうやらその前日4月29日だったようです。まだ、あかり姉が追い抜いたわけではなく、あかり姉がマデサゴーラを倒したのは同年12月9日のことでした。そしてその翌日には早くもVer.3のストーリーを始めています。

Ver.3を導入直後、つき兄とあかり姉はそろって(Ver.3で実装されたばかりの新職業)踊り子になっていて、つき兄がストーリーを始めたのは少し先の5月13日だったようです。

なぜかナス姿のつき兄w

なぜかナス姿のつき兄w

Ver.3冒頭は着替えも楽しみますよねw

Ver.3冒頭は着替えも楽しみますよねw

Ver.6現在は、新バージョンのアップデートが実装されると、その初日から数日の間にあかり姉がサブクエストを含めて全てをクリアして、わたし・ルナクルが、次バージョンのアップデートの少し前に、メインストーリー部分をクリアする、というスケジュールで進めています。Ver.3当時は初日に乗り込めー!という感じではやっていなかったようですね。

なお、わたしが大魔王を倒したのは、さらにずっと後の2017年4月30日で、Ver.3のストーリーを始めたのは同年9月21日です。

この当時の進行はのんびりでしたねw

この当時の進行はのんびりでしたねw

以前の記事「大型アップデートの歴史」でも書きましたが、このバージョンについては、当時リアルタイムでアップデートを経験してきた人と、Ver.3が完結してから始めた人とでは、印象が大きく異なるように思います。

リアルタイムで経験してきた人にとっては、まず最初のバージョン3.0での「スカスカ問題」から始まって「全く同じパターンの筋運び」が続いた、というイメージが強いでしょう。ドラクエ11開発のために人員が割かれ、それに加えて、明らかに前バージョン(2.4後期)からVer.3発売までの期間が極端に短く(なんと2ヶ月もありません)、3.0では新マップがほとんどない新しい舞台となるはずのナドラガンドへ行けないという、非常に致命的な問題を抱えた船出となってしまいました。

3.0ではほとんどが既存マップでした

3.0ではほとんどが既存マップでした

また、Ver.3期間中には、チート問題により刑事事件に発展してしまうなど、大きなトラブルもありました。これは簡単にいえば、本来はサーバー側(つまりユーザーの手の届かないところ)で処理すべきことを、クライアント側(ゲーム機、PCなど、詳しい人なら内容の「解析」を行えてしまう場所)で処理していたという部分が当時はあり、「会心」を出す、出さないという決定をクライアント側で実行して、その結果を信号としてサーバーへ送る仕組みだったため、その「信号」に不正な仕掛けを忍び込ませれば大幅に大成功率を上げられる、という仕組みに気が付いた人が、それを悪用してしまったようです。

言うまでもなく現在は修正済みのため、同じ手法で不正行為はできません。

参考リンク: 「ドラゴンクエストX」でのチート行為により5名が書類送検。鍛冶による武器生産で不正を行った疑い(4Gamer.net)
参考リンク: 不正行為および、それを拡散する行為について(冒険者の広場)この「不正の手口」について少し補足しておきますと、上で書いた「クライアント側で処理していた部分」(セキュリティホールの内容)や実際の手段等は、わたしの「推測」です。わたし自身はゲームプログラムを「解析」していませんし、そのような技術もありません。そもそも「解析」する行為自体が、「ドラゴンクエストX ソフトウェア使用許諾契約」で明示的に禁止されています。

一般論として、サーバー上で処理し、保管されるデータを、プレイヤー側で自分が有利になるように書き換えるようなことは、どのようなゲームであってもまず「不可能」です。仮にそれが可能な作りであったとすると、今回のケースとは比べ物にならない程に致命的で重大なセキュリティホールとなります。

とはいえ、クライアント側で何かを処理して、その結果を信号としてサーバーに送り、画面に表示することは、日常的に行われています。ごく基本的な「Lスティックを上に倒せば前に進む」ことも、まさにそれです。RMT業者がマクロ(プログラム)を組んで、それによってキャラクターが不審な動き(自動狩りなど)をしていることがありますが、これも何かしらの「解析」に基づいて、クライアント側で自動操作をプログラムし、その信号をサーバーへ送って行っているわけです。それと同等の手口で「任意に会心を出せてしまった」ことが、この件におけるセキュリティホールに該当します。

わたしを含めて大多数のみなさんは、「解析」を行い、それに基づく不正なプログラムを「作る」知識はないかもしれません。

ですが、たとえば「自動狩りできるよ」とか、(現時点の仕様では不可能ですが)「必ず会心を出せるよ」といった何かしらのソフト(アプリ)が販売、あるいは配布されていたとしても、「そういうものを絶対に使っちゃダメだよ!」ということだけは強く言っておきます。ドラクエ10の運営さん自身が公式に用意したもの(超便利ツールなど)ではなく、ゲーム内容そのものを制御するような「ツール類」は「全てが規約違反」であり、内容によっては開発者だけでなく使用者がBANどころか刑事告訴される可能性すらあります。ルールはきちんと守って、楽しくドラクエ10で遊びましょう♪

さすがに刑事事件までに至ってしまった問題を、ディレクターのりっきーが謝って済むような話ではなく、DQXTVでも当時の齊藤プロデューサーと、当時テクニカルディレクターだった青山さん(現プロデューサー)が出演され、説明、謝罪されていた記憶があります。Ver.3自体の諸問題に加えて、こうした不正行為が表面化したこともあり、プレイヤーと運営さんの間で信頼関係にヒビが入ってしまったのが、このVer.3期間だったという印象を、わたしは持っています。

     
DQ10アストルティア10周年

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