Ver.5期間の思い出 その2
さて、Ver.4までは、新バージョンが出てすぐに、ストーリーを始めるということもあまりなかったのですが、Ver.5ではあかり姉が発売翌日、わたしが1ヶ月後の11月24日には魔界へ到達しているので、この頃にはメイン2トップが積極的にストーリーを進めるようになっていたようです。
ところで、思い出アルバムの写真は、定期的にダウンロードして、月ごとのフォルダにまとめて保管してあるのですが、2015年には全キャラ合計で1500枚もなく、2016年に2000枚程度、2017年に3000枚程度、2018年に6000枚弱に年々増加し、Ver.5が発売された2019年には、なんと7000枚を超えています。その後は年間3500~5000枚程度に落ち着くのですが、2019年は特に写真が多いです。もちろん主にあかり姉なんですが、「スタジオめらみ」の活動を含め、とにかく写真を撮ることを楽しんでいたのが、Ver.4~5の頃だったようです。これも、前項で書いたグラフィックの高解像度化とも無関係ではないと思います。
Ver.5における最も大きな変化といえば、スキルシステムの全面改修と、キャラクターボイスがついたことでしょう。
スキルシステムの改修に関しては、過去記事で解説したことがありますが、これはドラクエ10の7年間で、バトル面におけるもっとも大きな変更だったかもしれません。発表当初はやはり賛否両論、というより否定的意見が多かったような気がします。
前項で書いたキャラクターグラフィックの高解像度化、顔アイコンの3D化などにしてもそうですが、ドラクエ10のプレイヤーさんは、全体として保守的といいますか、何か大きな変化が発表されると、それに対して強烈な拒否反応を示すことが多かったという印象はあります。長年慣れ親しんできたものであればこそ、そういう反応になるのはやむを得ない面はあるでしょう。などと、まるで他人事のように書いていますが、わたし自身も発表を受けて、あるいは実際の変更を経て「えー!?」と否定的に感じたことは、決して少なくはありません。
それでは、そういう変更や改修を経て、それまでのドラクエ10と比べて遊びづらくなったか?といえば、実際そのようなことは全くなく、多くのことは結局受け入れてしまい、以前の形に戻されてしまうと逆に困るくらいに慣れてしまっていることが多いのです。わたしにとって、このスキルシステムの全面改修は特にそうでした。それまでの仕様もまだ思い出せはしますが、個人的には今の方が遊びやすいです。
「達人のオーブ」も、Ver.5.2で全面改修がなされ、それまで必要だった「石版」というもの自体が廃止されました。Ver.4.3で、この石版も大きく改修されたのですが、ついに石版自体をスパッと切ってしまう、かなり思い切った変更でした。宝珠に2玉、3玉というものがあったのも懐かしい話です(Ver.4.3で1玉が追加)。この改修も今となっては、本当に英断だったと思っています。あの頃に戻れるかといえば、絶対に戻りたくありませんw
このように、実装当初は否定的意見が大半を占めていたようなことも、しばらく経つと受け入れられている、ということは意外と多いのです。もっとも全てが成功ばかりではなく、最近実装された「ぼうぎょ」コマンドに関しても、「誤ぼうぎょ」を誘発してしまう問題により、結局コマンドを出すかどうかを設定で変えられる仕様になりましたし、せかいじゅの葉などの使用に4秒かかってしまうようになった問題も、これもバランス調整として最適解だったのかどうか、疑問が残ることもあるにはあります。
そしてもう1点、キャラクターボイスですが、ドラクエシリーズ全般にキャラクターボイスがつくことに関して、わたしは以前は否定的な考えを持っていました。それもあって3DS版のドラクエ8は購入しなかった程です。
それでは今はどうかというと、ボイスがないと物足りないくらいです!w
長年FF14をプレイしていたので、その頃にはボイスのあるゲームに慣れていたこともありますが、実際にドラクエ10のVer.5を遊んでみると、キャスティングされている声優さんの多くが、たいへんな実力を持った方ばかりということもあり、その声に違和感が少ないどころか、もはや役柄そのものなんですよね。
Ver.4までのドラクエ10のシナリオは、文章で読むことを前提に書かれてきましたし、カットシーンやムービーの演出もそうです。ボイスを入れる場合、まず実際の声で読んで違和感のないシナリオにしなければなりません。カットシーンやムービーの間合いも、ボイスが入る場合と入らない場合では全く異なります。これまでの制作過程と比べて、明らかに大変な作業が増えることになるのですが、それでもあえてボイスを入れる決断をしたのは、やはり現代において、他のゲームではボイスが一般的である以上、ドラクエだけが知らん顔をしているわけにもいかないという事情もあったのでしょう。
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