この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | No.254「聖女の祈り」をクリア済み |
---|---|
シリーズ名 | ある孤児が見た空 |
依頼NPC | ドルワーム水晶宮 3階 D1 院長室「ドゥラ院長」 |
所要時間 | 15~20分程度 |
初回報酬 | イエローオーブ: 1 経験値: 51850 / 名声値: 155 |
クエスト実装日 | 2013年 11月 28日 (Ver.1.5後期) |
クエスト手順
ドルワーム水晶宮 3階 D1 院長室で「ドゥラ院長」から受注
- ドルワーム水晶宮 3階 E4 会議室に入るとカットシーン(ムービー)
- モガレ修道院 D4 の部屋に入るとカットシーン
- ザグバン丘陵 A6 にある ザグビナ遺構 へ入るとカットシーン、その後ボス戦
- ボス戦後のカットシーンを観る
- ドルワーム水晶宮 3階 D1 院長室で「ドゥラ院長」と話すとクリア
上記「1」の手順後、「今すぐ モガレ修道院まで 行きますか?」と確認されます。
また、上記「2」の手順後、「今すぐ ザグビナ遺構がある ザグバン丘陵へ続く サーマリ高原まで 行きますか?」と確認されますが、この自動移動を利用して「サーマリ高原」から「ザグバン丘陵」へ進み、さらに南下して「ザグビナ遺構」へ向かうと、少し時間がかかりますので、お急ぎの場合は、バシっ娘で「ザグビナ遺構」に直接移動した方が早いです。
戦闘の攻略
天魔クァバルナと戦うことになります。同時に右の翼、左の翼も出現します。
天魔クァバルナは、メインストーリーで戦った際より全体的に強化されています。「イオグランデ」で範囲ダメージを与えてきたり、「いてつくはどう」で、こちらにかかった良い効果を打ち消してきたりしますが、特筆すべきは「マダンテ」を使用する点です。まともに受けると最大600程度のダメージを受け、レベルが低いメンバーであれば一気に壊滅してしまいますので、長い詠唱をしている間に走って遠くに離れるか、あらかじめ「聖女の守り」や「マホカンタ」を使用しておくと安心です。
翼はどちらも「HPパサー」「MPパサー」でHP/MPを分け与えたり、「マホトラ」でMPを吸収してきます。メインストーリーの際には、翼は攻撃呪文を使いませんでしたが、右の翼は「ドルマドン」、左の翼は「メラガイアー」を使用してきます。そのほか、右の翼は「マジックバリア」で呪文耐性を上げたり、「ラリホーマ」で眠らせてきますし、左の翼は「スクルト」で守備力を上げたり、「マヌーサ」で幻惑状態にしてきます。眠りガード装備と、前衛は幻惑ガード装備を身に着けるか、「キラキラポーン」などで防ぎましょう。
翼がいない状態になると、天魔クァバルナは「天魔旋風脚」で範囲ダメージを与えつつ強制的に転ばされたり、「ばくれつけん」でランダムダメージを与えてくるほか、「つうこんのいちげき」を受けることもあります。さらに「ひかりのはどう」で、自身にかかった悪い効果を解除してきます。
天魔クァバルナのみ倒せば、翼を放置しても戦闘は勝利となりますので、高レベルのメンバーであれば、翼を無視して天魔クァバルナを一気に攻撃した方が早いのですが、翼も強力な攻撃呪文を使用するのに対して、天魔クァバルナは翼がいなくなると「マダンテ」も「イオグランデ」も使用しません。もし苦戦するようであれば、翼を先に倒してしまうのも手です。その場合は「つうこんのいちげき」には注意しましょう。
クエスト動画
クエスト解説
ドルワームの外伝クエスト「ある孤児が見た空」第4話です。
復活した天魔クァバルナを封印するため、会議室で作戦会議を行います。ドゥラ院長に「戦いに出る 戦士たちに向かって 最後に ひと言 お願いします。」と言われたラミザ王子は、突然のご指名に戸惑いながらも、ドルワームの戦士たちを前に見事なスピーチを行います。
天魔クァバルナ復活の地はザグビナ遺構です。そこへ向かう前に、ゼキルの聖杭を受け取るため、モガレ修道院に立ち寄ると、マザー・ヘレナさんは「ゼキルの聖杭を 仕上げた者として その戦いを 見届けたいのです。」とのことで、聖杭はヘレナさんが持ち、一緒にザグビナ遺構へ向かうことになります。
そしてザグビナ遺構に到着すると、そこには先に向かったはずのドゥラ院長の姿はありません。そこに天魔クァバルナが姿を現します。司令塔の院長がいないことに動揺する戦士たちですが、ラミザ王子が「ここで 逃げるわけにはいかない! 皆 武器を取れ! ドルワームの未来は ボクらの手で 守るんだ!」と鼓舞します。
……まあ、実際に戦ったのは主人公のみなんですけどw
主人公が復活した天魔クァバルナを倒し、ラミザ王子に「さあ そのゼキルの聖杭で 天魔クァバルナを!」と言われたマザー・ヘレナさんは、天魔クァバルナを前にしながら、「……魔物の気配なんて 一切 しないではありませんか。」と不思議そうに言います。さらに、天魔クァバルナに向かって衝撃の一言!
天魔クァバルナの姿をしたドゥラ院長は、一時的に自らの意識を取り戻し、驚いた表情で「マ マザー・ヘレナ? なぜ あなたが……。早く…… 私を 封印してくれ……。」と言いますが、目が見えないマザー・ヘレナさんにとって、そこにいる「懐かしい気配」はドゥラ院長そのものなのです。
しかし、またすぐにドゥラ院長は天魔クァバルナに意識を乗っ取られてしまいます。「ドゥラの肉体ハ もう 使い物にならヌ……。」と嘆き、なんとマザー・ヘレナさんに乗り移ってしまうのです。
それによってドゥラ院長は元の姿を取り戻し、説明を求めるラミザ王子に対して、今回の行動の真意を説明します。天魔クァバルナは死んでから蘇るのではなく、「おのれの肉体が消滅する間際 誰かの身体に その魂を宿し 永久に生き続ける……。」というのです。メインストーリー「ドルワームのおはなし」で、主人公に倒された天魔クァバルナは、死に際の一撃でドゥラ院長に呪いをかけたのです。ザグビナ遺構にいた天魔クァバルナは、ドゥラ院長の変わり果てた姿でした。
続けて「私の身体で…… この絶望の連鎖を 断ち切ろうとしたのに……。」と話します。つまり、ゼキルの聖杭で自分もろとも封印してもらうつもりだったのです。それを聞いたマザー・ヘレナさんは「……そういうことでしたか。」と、ゼキルの聖杭を自らに向けつつ、ドゥラ院長に向かってこう言います。
マザー・ヘレナさんは「いつも そうやって 自分を犠牲にして みんなを守ろうとする……。」「それが わかっただけでも 私は嬉しいわ。ありがとう ドゥラ……。」と言い残し、自身の胸にゼキルの聖杭を突き立てます。ドゥラ院長に代わって、自らの命と引き換えに天魔クァバルナを封印したのでした……。
これは見ていて非常に辛いシーンです。久しぶりに会った育ての親が目の前で突然亡くなり、消滅する姿を見たドゥラ院長は、嗚咽を抑えられませんでした……。
通常、外伝クエストは第5話でラスボスを倒す構成になっていますが、このシリーズでの戦闘は今回が最後です。2024年現在、おそらくこの外伝における天魔クァバルナも、特に問題なく倒せると思いますが、Ver.1時代、5大陸のメインストーリーの中でも天魔クァバルナは突出した強さであり、冥王以上とまで言われていました。サポート仲間も現在ほど優秀ではなく、ソロでは倒せないとも言われていたようです。
このクエストが実装されたVer.1.5後期の時点でも、上限レベルは75であり、まだまだスキルポイントも足りなかった時代です。今回のクエストに登場する強化された天魔クァバルナは、現在でいえば、エンドコンテンツに近いくらいの強さを誇っていたのではないでしょうか。
戦いは4話目で終わり、最終話はエピローグとなります。目の前で最愛のお母さん、マザー・ヘレナさんを失うことになってしまったドゥラ院長のことが心配ですね……。
今回のクエスト「天魔復活」のクリアは、ドルワーム外伝クエストシリーズ「ある孤児が見た空」第5話「生きる価値」の受注条件となります。
また、このクエストシリーズのクリアは、Ver.3のメインストーリー「いにしえの竜の伝承」の開始条件(スタンプカード「光るスタンプ」対象)となっています。「いにしえの竜の伝承」は「みなしクリア」でも進行できますが、今後、クリアが必須となるメインストーリーが実装される可能性もあるため、なるべくクリアしておくことをお勧めいたします。
コメント