Ver.6「失敗」の原因を探る

このページは約8分で読めます。
記事内容は掲載日時点で判明している情報に基づきます。過去の記事は、最新の内容ではない点にご留意ください。掲載後にゲーム内で仕様変更等が行われることもあります。仮説等は掲載後に異なる事実が判明していることもあります。
このページは 全4ページ中 4ページ目です

最初から

前のページ

DQ10アストルティア雑記
この記事は、Ver.6完結までのメインストーリー、サブクエストなどのネタバレを多く含みます。クリアされていない方はご注意ください。
スポンサーリンク(広告)

Ver.6のストーリー以外の問題点

Ver.6については、ゲーム上の演出、キャラクターの作りこみなど、ストーリーの本筋以外の部分も、数多くの問題点が指摘されています。

ユーライザさんについて

Ver.2ではアンルシアさん、Ver.3ではエステラさん、Ver.4ではメレアーデさん&キュルル、Ver.5ではユシュカさんと、主人公と行動をともにしたり、物語の核となる名キャラクターが登場しました。

Ver.6では、ユーライザさんがその立ち位置なのですが、それまでのバージョンと比べて、人気のなさが際立ってしまうヒロインという印象は否定できません。英雄たちのキャラクターが際立ちすぎて、「ただの天使」にすぎないユーライザさんが、ますますかすんでしまうということもあります。

また、先に挙げた「ユーライザの思い出」ですが、これもかなりの不人気コンテンツです。

過去のストーリーで主人公が訪れた場所におもむいて撮影して、ユーライザさんが「思い出」を語るのですが、イルーシャさんのようにボイス付きで話してくれることもありませんし、それ以前に、その場所には「主人公にとっての思い出」があったとしても、そこへ行った時点でユーライザさんは全く姿を現していないのですから、当然のことながら、ユーライザさんと「一緒に過ごした思い出」ではありません。

おまけにまとめてクリアすることもできず、魂の燭台を使って何度も行き来しなければなりません。ユーライザさんに好感を持っていない冒険者なら、スルーしても良い程度の内容にもかかわらず、写真フレームという他で入手できない報酬を用意し、あまつさえ、コンプリートをVer.6.5後期クリア後のクエストの受注条件にまでしたのですから、ますますユーライザさんへの印象が悪化してしまいます。

それに加えて、安西ディレクターが「大型アップデート情報」を更新するたびに発したコメントが、ゴリ押し感に拍車をかけ、完全に逆効果となってしまいました。

たかしさん、マジきもちわるい…w

たかしさん、マジきもちわるい…w

もしかすると安西さんとしては、ほんのジョークのつもりだったかもしれません。「マジ天使」という言い回しも「そりゃ天使だろ!」的なツッコミを期待してのことだったかもしれませんが、これほどまで毎回言われると、さすがにドン引きしてしまいます。

わたしも「毎回言ってたような印象はあるけど、さすがに毎回じゃないよね…?」と思いながら、過去のアップデート情報を引っ張り出して、本当に毎回言ってたので唖然としましたw

ユーライザさんの人気を必要以上に下げたのは安西さんと言えるかもしれません。次バージョンにもかわいい系のヒロインは登場しますが、自重してもらいたいものです。

最終決戦への盛り上がりが希薄

ストーリー上の問題でもありますが、ジア・クトの本丸である「魔眼の月」へ乗り込み、「滅浄の大光」を無力化するという作戦を進めることになったのに、天使たちは完全に任せっきりです。天使長ミトラーさんも「率直に言って……我々は足手まといだ。」と言い切ってしまい、主人公や英雄と協力して戦う意思すら見せないという、あまりのダメっぷりです。ルティアナ様が泣くわよ?

そこへきて、その「魔眼の月」を守る気ないの?!とでも言いたくなるようなくらい、防御力の乏しいジア・クトたち。主人公たちにはあっさりと侵入され、登場したジア・ネブラもあっさり倒され難易度の低い中途半端なパズルを解かれてしまいます。

わたしはVer.3時代から続く、時間稼ぎ的なパズルはあまり好きではないのですが、パズルを用意するならするで、ある程度楽しめる難易度がなければ、わざわざ登場させる意味がないと思っています。Ver.6.5後期のパズルは、それまでと比べてもあまりにも簡単すぎるといいますか、正直、手抜きに感じられました。

そして、「滅浄の大光」には予備があったことが判明して、当初の作戦は失敗。ユーライザさんの発案で、突如ゲノス討滅戦へ舵を切ることになるという、天使長ミトラーさんの「まちがっても ゲノスに挑もうとするなよ。」という言葉が見事なまでにわかりやすいフラグと化す展開に。時すでに遅し状態で駆けつけてきた要塞の迎撃大隊とやらもあっさり蹴散らされ、あれよあれよという間にジア・レド・ゲノスの目の前

運営さん、ロンダルキアの爪の垢を煎じて飲みましょうか…w

ロンダルキア=ドラクエ2で、大神官ハーゴンの根城がある地域の名称。そこへ至るダンジョン「ロンダルキアへの洞くつ」の構造、トラップ、敵モンスターの強さやエンカウント率ともに、ファミコン版は屈指の難易度で有名。さすがにあそこまで難易度を上げなくていいですけれどもww

ここまでの展開が、あまりにもヌルすぎました

とこしえのゆりかごって、本当にこんな連中に滅ぼされたの?

さすがにラスボスは、シャレにならないくらい強いのだろうと思っていたら、英雄たちの加勢があったとはいえ、先にも書いたように激弱という、わたしたちは、なぜ2年以上もの間、こんな連中におびえてきたの?とでも言いたくなるような情けない終幕だったのです。

おまけにオンラインゲームでありながら、ソロ攻略が前提という作りなので、これまでフレンドさんたちと一緒に攻略してきたプレイヤーをも落胆させる結果に

わたしもストーリーをソロ+サポで進める派ですが、それでもオンラインゲームで「ソロでもできる」と「ソロでしかできない」は似て非なるものでしょう。

これらはゲーム性の面でも、かなり大きな問題といえるのではないでしょうか。

弱すぎたラスボス

ジア・クトは、その存在が明かされた時から、あたかもアストルティアにとって最強の敵のように聞かされ、過去に「とこしえのゆりかご」を滅ぼした実績もあったことから、どんなに強い相手なんだ?とプレイヤーは刷り込みのように思い込んでいたわけです。それがあまりにも拍子抜けする弱さだったという……

ただ、そうなった事情はわからなくもないのです。なぜなら、ストーリーボスが強すぎたら、そのことで苦情まで来るようなゲームなので…w

さすがにエンドコンテンツ並みの強さにはできませんから、当然ゲノスが凶禍のフラウソンよりも弱いなんてことは、言うまでもなく誰でもわかっていたことです。

ジャゴヌバはジア・クトのひとりにすぎない。つまり、ジャゴヌバ並みの強敵がうじゃうじゃいる、というような印象をつけられてきましたが、実際にはそんなわけがないのですからw

とはいえ、ラスボスを名乗る以上、ある程度の手応えは必要なので、そういう意味で、今回のラスボスの弱さについては調整の失敗も感じさせられます。個人的には、難易度選択は実装初日から可能でも良いと思うんですよ。わたしは「強い」で挑むというこだわりを持っていますが、そういうこだわりがなければ「弱い」で倒しても良いはずですので、「強い」で挑む場合には、ラスボスなりの手強さが欲しいところです。

スポンサーリンク(広告)

まとめ:そろそろ限界?まだまだいける?

このブログは「ドラクエ10 サービス終了」などのキーワード検索からアクセスされることが多いのですが、それは「ドラクエ10 Wii U版と3DS版の終了について」という記事を書いたからです。あくまで「Wii U版と3DS版」の話であって、ドラクエ10のサービス自体が、それほど早く終了するとは……

思って……いませんでした(過去形)

いや、Ver.7も発表されたばかりですし、当面は終わらないと思っていますよw

だけど、Ver.6のストーリーを最後までプレイして、そしてそれに対するプレイヤーさんの反応を見ていて、どこか不安になったことも事実です。

ドラクエ10はある程度のプレイヤーに支持されていて、経営的にも採算がとれて、運営が成り立っているからこそ、Ver.7の開発や発売が決まったわけですが、Ver.6の内容に対する大多数の否定的反応は、いつまでも続くと思っていたサービスの継続に関して、どこか暗雲が立ち込めた印象を受けました。

Ver.6.5後期への批判が渦巻く中、情勢的にやむを得ないとはいえ、プレイ料金の値上げまで発表されたので、これを機に引退してしまうプレイヤーさんもある程度いそうです。心配なのは、これまでドラクエ10について好意的に書いていたX(旧Twitter)のユーザーさんも、最近はかなり手厳しい内容の投稿をされているのを見ることが増えていて、それも1人や2人の話ではないのです。

11年という長期にわたって、サービスを続けてこられた運営さんの疲弊をも感じます。特にストーリーに関して、もうこの主人公のまま物語を展開していくのは限界なのでは?とも思わせられました。

ストーリーだけの話ではなく、少し前に発売された「覚醒の鬼神石」という、課金で「戦神のベルト」に任意の効果をつけられるアイテムの購入制限を撤廃するという発表も行われました。

わたし自身は、リアルマネーでゲーム内のキャラの強化をするのは好きではないため、もともとこの種のアイテムは購入しませんが、購入制限を発表して、その舌の根も乾かないうちに、制限撤廃を発表するという、ブレブレな運営スタンスにも不安を感じるのです。

10周年を超えてまだまだ安泰だと、どこか楽観的に見ていたドラクエ10ですが、そこまで楽観もしていられないのかもしれません。

わたし自身は、このブログで過去のクエストを紹介していることもあって、ドラクエ10は本当に面白いなぁと、現在進行形で感じているところですから、短絡的に引退を考えたりすることはありませんが、運営さんも色々と大変だとは思うものの、これからも応援したくなるような運営を続けてほしいなと、そう願っています。

まずは来春、Ver.7が発売されます。はっきり言ってしまいますが、Ver.7のストーリーにおいても、Ver.6と同様の批判を大多数から受けるようでは、もうダメだと思いますので、今はそうならないことを願っています。発表された概要や風景、キャラを見る限りでは、とても面白そうでしたので!

Ver.7も楽しんでいきましょう♪

Ver.7も楽しんでいきましょう♪

     
DQ10アストルティア雑記

この記事へのコメント

コメント

  1. アバター画像 匿名 より:

    バージョン5で追加されたコンテンツも少ないだろw

  2. アバター画像 匿名 より:

    運営に一字一句読んでもらいたいですね。。
    まずはver7はver6のようにはならないと安心させる放送をして欲しかったです。。ver6.4メインストだけはやって良かったと評価してますが。

    加えてコンテンツの少なさもver6の問題ですね。
    追加されたコンテンツは以下くらいでしょうか。
    ・パニガルム
    ・咎人
    ・ブートキャンプ
    ・天使のフィットネス
    (天使のフィットネスとかホント何これって感じです)。

タイトルとURLをコピーしました