この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | No.084「目覚める剣士」をクリア済み |
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シリーズ名 | なげきの妖剣士 |
依頼NPC | グレン城 2階 玉座の間 C4「チグリ大臣」 |
所要時間 | 10分程度 |
初回報酬 | ゴールドストーン: 2 経験値: 45800 / 名声値: 86 |
クエスト実装日 | 2012年 9月 6日 (Ver.1.0 追加配信) |
クエスト手順
グレン城 2階 玉座の間 C4 にいる「チグリ大臣」と話すとカットシーン(ムービー)、その途中で受注
- 雲上湖 へ行くと カットシーン、その後ボス戦
- ボス戦の後の カットシーン を観る
- グレン城 2階 玉座の間 C4 にいる「チグリ大臣」に報告するとクリア
受注後、「今すぐ ランドン山脈にある 雲上湖へ 行きますか?」と確認されます。
戦闘の攻略
水竜ギルギッシュと戦うことになります。「グレンのおはなし」でも戦う相手ですが、その時よりも強くなっています。
攻撃じゅもんはヒャダルコを使いますが、怒るとマヒャドも使用します。零の洗礼も使用してくるので、こちらにかかっている良い効果を消されてしまうことがあります。その他、スカラで守備力を上げたり、マヌーサでこちらを幻惑状態にしてきます。アイスブレスは、ダメージを受けると同時に転ばされてしまうため、危険です。フリーズドロップを使うと、範囲ダメージも与えてきます。
このように大きくパワーアップしているとはいえ、2023年現在では、きちんとスキルや装備を整えているLv50程度のサポート仲間がいれば、それほど苦戦することはありません。
クエスト動画
クエスト解説
グレンの外伝クエスト「なげきの妖剣士」第4話です。
オーレンさんは、かつてグレンで「剣聖」と呼ばれる騎士でした。彼がベコン渓谷へ魔瘴の調査へ行ったとき、部下が魔瘴の噴出に巻き込まれてしまい、彼らを救うために、オーレンさんは賢者エイドスさんに助けを求めます。エイドスさんは「レムルの聖杯で 受けとめた グロリスのしずくだけが 魔瘴のチカラを 打ち消すことが できる」と、オーレンさんに教えるのです。
その「レムルの聖杯」の所有者は、ガートラントの大商人。しかしその大商人は強欲な人物で、部下を助けるために聖杯を使わせてほしいというオーレンさんの頼みに全く耳を貸しませんでした。そのオーレンさんの高潔さに心惹かれたのが、大商人の娘であるパリンさん。彼女は、自分を一緒に連れて行ってくれることを条件に、聖杯を持ち出してオーレンさんに渡すのですが、大商人は「聖杯と娘を奪った」と、オーレンさんに対して激怒し、追っ手を差し向けることになります。
追っ手から逃れて、グロリスのしずくを得るため、なんとか雲上湖までたどり着いたふたりでしたが、そこで水竜ギルギッシュに襲われるのです。どうにか倒したものの、パリンさんは深手を負ってしまいます。オーレンさんはパリンさんを救おうと、グロリスのしずくをパリンさんに与えますが、これは治療薬ではないので、パリンさんはそのまま命を落としてしまうのです。そのパリンさんの魂が、グロリスの木の守護者として蘇った水竜ギルギッシュと結びつき、あのような者になったのだろうと、エイドスさんはいいます。
ようやく事件のあらましが見えてきました。オーレンさんが「黒歴史」扱いとされてきた原因も。ガートラント(大商人)側から見れば、オーレンさんは聖杯と娘を強奪した悪人。グレン側から見ても、オーレンさんは自らの行いによってガートラントとの戦争の原因を作った悪人。しかし、その背景には、パリンさんが抱いた淡い、そして悲劇的な恋慕がありました。聖杯を持ち出したのはパリンさん。そしてオーレンさんがさらったのではなく、自らの意思によって、オーレンさんと行動をともにしていたのです。
この出来事は、クエスト中では「数十年前」と語られていますが(第1話「さまよえる怪物」でのチグリ大臣の発言「あれ(聖杯)は 数十年前まで 隣国 ガートラントに暮らす さる大商人の所有物だったようなのです」)、実際には60年前の話のようです。つまり、50~60年前には、同じオーガの国であるグレンとガートラントの間で戦争が起きていたということになります。
「グレンのおはなし」では、「魔瘴石のネックレス」によって理性を失っていたバグド王が、ガートラントに宣戦布告してしまい、のちに主人公の働きで撤回されるのですが、この一連の事件が解決後に、バグド王は「オーガ同士に 取り返しのつかない 憎しみ合いを させずにすんで」よかったと、しみじみつぶやきます。バグド王の年齢はわからないものの、ガートラントのグロスナー王は高齢のため、その戦争当時すでに誕生していた可能性があります。つまり、思っていた以上に最近の話なんですよね。
同じ種族間で戦争をしていたという話を聞くと、ドワーフ(ガテリア皇国とウルベア地下帝国)、ウェディ(ヴェリナード王国建国前)のストーリーが、Ver.4~6で実際に描かれることになりますが、これらの出来事は数百年~数千年前の話ですから、オーガはつい最近まで同種族間で争っていたということになります。
現在のグロスナー王とバグド王の関係は「盟友」といえるほど良好なものの、いずれも魔瘴が関係する事件をきっかけに戦争が起きたり、起きかけたりしていることから、何かしら争いの火種があれば、一気に「戦争」という形で燃え上がってしまうような、少し危険な民族性(種族性)があるようにも思えます。オーガは種族の特徴としても「好戦的」と説明されていますし…。
今回のクエスト「立ちはだかる守護者」のクリアは、グレン外伝クエストシリーズ「なげきの妖剣士」第5話「語り継がれる真実」の受注条件となります。また、このクエストシリーズは、メインストーリーを進める際に必須ではありませんが、クエストNo.309「王さまのプレゼント」をクリア後に渡される「スタンプカード」の対象クエストとなっていますので、クリアしておくことをお勧めします。
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