この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | No.164「終わりの声」をクリア済み |
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シリーズ名 | 少女探偵ルベカちゃん |
依頼NPC | レーンの村 F5 村長の家「ルベカ」ちゃん |
所要時間 | 15~20分程度 |
初回報酬 | ブルーオーブ: 1 経験値: 46990 / 名声値: 137 |
クエスト実装日 | 2013年 2月 21日 (Ver.1.2 追加配信) |
クエスト手順
レーンの村 F5 村長の家で「ルベカ」ちゃんより受注
- ブーナー熱帯雨林 D5 の ドルロイの滝 に近づくとカットシーン(ムービー)
- ブーナー熱帯雨林 E2 の ブーナー石洞 に入るとカットシーン、その後ボス戦
- ボス戦勝利後、カットシーンを観る
- 「レグさんと ダーリアさんの所」へ行くとカットシーン、その途中でクリア
「ブーナー熱帯雨林」に行ったことがあれば、受注後、「今すぐ ドルロイの滝の南にある ブーナー熱帯雨林の 密林の野営地へ 行きますか?」と確認されます。「ドルロイの滝」は「ブーナー熱帯雨林」D5 付近にあり、南側から近づくとクエストが進行します。
「ブーナー石洞」に行くには「ブーナー熱帯雨林」G5 にいる「渡し守サーンハ」さんと話すと、北側へ連れて行ってくれます。渡し船を使って陸路で進んでも良いですが、バシっ娘のところへ戻って「ブーナー石洞」の前まで移動すると早いです。
クエスト手順「4」で行く場所「レグさんと ダーリアさんの所」は謎解きになっています。
戦闘の攻略
波怨竜と戦うことになります。「暗黒のきり」で、範囲内の味方を幻惑状態にしたり、攻撃力を下げてきます。「呪いのきり」で呪いをかけるほか、「こごえるふぶき」「やみのブレス」も使ってきます。
クエスト実装当時はかなりの強敵でしたが、現在はLv50~60程度で装備やスキルの整ったサポート仲間がいれば、それほど苦戦することはありません。ブレス攻撃を軽減する「フバーハ」や、呪いや幻惑などを解除する「シャインステッキ」、あるいは状態異常から守る「キラキラポーン」があると安全です。
クエスト動画
クエスト解説
レーンの外伝クエスト「少女探偵ルベカちゃん」第5話です。
フィーヤちゃんから「死の言葉」を投げられたルベカちゃんは、それでもただ死を待つのはいやなので、できるだけのことはしたいと、フィーヤちゃんが身を投げたドルロイの滝へ行くことになります。
ドルロイの滝へ着くと、フィーヤちゃんの亡霊が姿を現しました。どう見ても死の言葉を使うなんて信じられないほど、ふつうの女の子です。
言葉を話せない彼女の気持ちを知るため、ルベカちゃんは自分の身体を差し出します。フィーヤちゃんに憑依させることで、真意を知ろうというのです。万一、フィーヤちゃんが本当に悪意の持ち主で、悪霊と化していたとすれば、とんでもなく危険な行為ではありますが、彼女の姿を見て、そうではないと信じたのでしょう。
すると、フィーヤちゃんは死の言葉で相手を殺したのではなく、その人の「命の輝きがなくなっていく」ことで、死ぬことがわかり、それを相手に教えて救おうとしていたということが判明します。ダーリアさんの時も海に引きずり込んだのではなく、彼女なりに必死に救おうと、助けるために海へ行ったのでした。
村人たちは大きな誤解をしていたのです。相手に「死ぬ」と言い、本当にその人が事故などで亡くなれば、その言葉のせいで死んだのだと思ってしまいます。自分にはその人が死んでしまうとわかるので、危機を知らせて「助けたい」のだということを、うまく大人に伝えるには、彼女は幼すぎたのでしょう……
それではダーリアさんを海に引きずり込んだのは誰か。
それが「かつて この島に君臨していた」という波怨竜だったのです。
ダーリアさんは、波怨竜を倒した「ウェディ族の戦士」の子孫。そして、ダーリアさんの姉妹の孫がルベカちゃんなので、彼女もまた同じく子孫にあたります。だから恨みを晴らすために殺そうとしていたようです。
子孫から見たらいい迷惑な話ですが、ルベカちゃんがひとりなら、そしてフィーヤちゃんのメッセージに気がつかないままであれば、ダーリアさんと同じようにルベカちゃんも殺されていたでしょう。しかし、今のルベカちゃんには優秀な助手がいます。ほぼ勝手に助手にさせられただけですけどw
主人公にあっさりと蹴散らされた波怨竜は、身勝手な恨みを抱えたまま消滅していきました。これによって、ルベカちゃんは救われたのです。
本当は多くの村人を救おうとしていたのに、その気持ちを完全に誤解された挙句、声を潰され、瀕死の重傷まで負わされたフィーヤちゃんにとって、はじめて助けられた村人こそルベカちゃんでした……
フィーヤちゃんは、レグさん、ダーリアさんのところへ行きたいと望み、慰霊の浜へ向かうと、天へまっすぐ昇っていくのでした。
彼女が最後に見せた笑顔が救いではありますが、なんともやるせない物語です。彼女から声を奪い、瀕死に追い込んだ村人たちも、決して悪人というわけではなく、人はわけのわからないものに対する畏怖があります。かつてヨーロッパで行われた「魔女狩り」などと同様、集団の総意でその存在が「危険」だと判断されれば、たとえ相手が弱者であっても、寄ってたかって「駆逐」しなければという意思が働いてしまうものです。数々の歴史上の悲劇にも、そういう状況から起きたと考えられる事実がたくさんあります。
そんなことをしみじみと感じさせるお話でした。
このクエストシリーズは、メインストーリーを進める際に必須ではありませんが、クエストNo.309「王さまのプレゼント」をクリア後に渡される「スタンプカード」の対象クエストとなっています。
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