この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | No.317「垣間見えた景色」をクリア済み |
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シリーズ名 | 生と死の重なるとき |
依頼NPC | 真のセレドの町 町長の家 2階 B3「ブラト町長」 |
所要時間 | 15~20分程度 |
初回報酬 | ブルーオーブ: 3 経験値: 57420 / 名声値: 62 |
クエスト実装日 | 2014年 2月 27日 (Ver.2.1) |
クエスト手順
真のセレドの町 B3 にある 町長の家 2階 B3 の部屋で「ブラト町長」より受注、その後カットシーン(ムービー)
- 真のリャナ荒涼地帯 で「エルダードラゴン」を倒して「安らぎの香」を入手
- 真のセレドの町 C5 からのほら穴を抜けて下層へ行き、D2 にある ガケ沿いの集会所 に入るとカットシーン、その途中でクリア
「真のリャナ荒涼地帯」には「真のセレドの町」を出て「真のセレドット山道」F2 から行けます。道が複雑ですが、町を出てから東へ進み、F4 の階段をのぼって陸橋を渡ったら北へ進みます。E3 の道は西へ進み、複数の吊り橋を渡っていくと小さい洞くつがあるので、それを抜けたら D3 から北へ向かい、その先 D2 にある小さい洞くつを東へ抜けます。
討伐対象の「エルダードラゴン」は「真のリャナ荒涼地帯」中央から南にかけて出現します。灯台近くには出現しません。
手順「1」の後、町長の家の2階の部屋へ戻ると、扉のすき間にメモがあり、そこに「集会所へ届けてくれませんか?」と、集会所の場所が書かれています。
戦闘の攻略
エルダードラゴンと戦うことになります。「きあいの果実」でテンションを一気に上げてきたり、「こごえるふぶき」で氷属性の範囲ダメージ、「たたきつぶす」で範囲内にダメージを与えつつ、吹っ飛ばしてきたりします。テンションアップ状態からの攻撃にさえ注意すれば、それほど強い敵ではありません。
「安らぎの香」を落とすとメッセージが表示され、「だいじなもの」に追加されます。動画を撮影した際は、5回目の戦闘(5匹目)で入手できました。
クエスト動画
クエスト解説
真のセレドの町のメインストーリークエスト「生と死の重なるとき」第4話です。
ブラト町長は、子どもたちの幽霊が見えるとおびえる町の人々から不安を取り除くため、集会を開こうと考えています。そのため「人の心を おだやかにさせる」目的で「安らぎの香」を取ってきてほしいと主人公に依頼してくるのですが、その説明をしているときにルコリアさんが現れて、「そ そんなことより 姉さんのお墓に…… お花のひとつでも 供えてきたらどうなの?」と、少しおびえながら、お父さんに話します。
ルコリアさんの必死の訴えも、「私には 町長として なすべきことがある。子供が 大人のやることに いちいち クチをはさむんじゃない。」と一蹴。娘であるリゼロッタさんが事故で亡くなったのだから、いくら町長といえども、親として悲しい思いをしていると考えるのが自然です。ところが町長は、亡くなったリゼロッタさんを「恥さらし」とまで言うばかりか、お墓参りすらしていないとは、どう考えても異常です。
ルコリアさんとの関係を見ても、どこかギクシャクしているようですし、子どもたちだけが暮らす偽りのセレドの町では、当初リゼロッタさんたちも「大人なんて必要ない」というような態度でした。この姉妹との親子関係には、何らかの確執があったのでしょうか。
町長の部屋を出ると、ルコリアさんが主人公に話しかけてきます。
見せてくれたリゼロッタさんの日記帳には、次のように書かれていました。
……今まで 大人に反抗してきた 私たちだけど
自力で 生活するようになってから
大人のありがたみが わかるようになったわ。
今は みんなで 毎日 ダーマ神殿に行って
大人たちが 早く帰ってくるように
お祈りを欠かさないようにしているの。
もしかしたら 大人たちとは
もう 二度と会えないのかもしれないけど
祈りつづけていれば いつか……。
ルコリアさんは「……姉さんたちは 誰も 恨んでない。」と、この日記を見て確信しています。一般的には、幽霊は誰かを恨んでいるから出るものとされていますし、セレドの町の大人たちが幽霊を見たとおびえているのは、子どもたちが親である自分たちを恨んでいるから、と考えているためだともいえます。
主人公が「安らぎの香」を入手してガケ沿いの集会所に向かうと、集会が始まり、そこに「特別ゲスト」が登場します。第2話で主人公と会っている霊媒師のサダクさんです。
彼は「恨みを抱いたまま 死んでしまった者の魂は 悪霊となって 生者を呪うのですよ。」と、典型的な霊感商法でよく使われるセリフを吐きます。大切な人(ここでは子どもたち)を亡くして心が弱っている人々は、こんな怪しげな人物の言葉にも耳を傾けてしまうんですよね。
さらに彼は、安らぎの香に「ぼくが用意した聖灰」を混ぜて焚きます。明らかな催眠効果がある様子で、セレドの町の大人たちは、コロっとこの男の言葉に騙されかけます。
そこにルコリアさんが現れます。リゼロッタさんの日記帳を開き、「教会の事故で 死んだ子供たちは 自分が死んだってことに 気づいてないの。」と、この日記や子どもたちの置かれた状況について説明を始めます。
ところが、ブラト町長のわからず屋っぷりが発揮されます。いわく「……わざわざ リゼロッタの字まで マネして ずいぶん 手の込んだ話を作ったものだ。子供の空想で 大人を振り回すんじゃない。」と、作り話と決めつけた上で、ルコリアさんを追い出してしまうのです。
率直にいって、この回のブラト町長には、毎回イライラさせられますw
町長としての立場はわかります。悲しみに沈んでばかりいられない。町の人々をどうにかしなければならない。その気持ちはわかるのです。だけど、生きている我が子の言葉に全く耳を傾けないばかりか、捏造扱い。そのくせ、こんなあからさまに怪しい霊媒師を信じるなど、親としても町長としても言語道断です。
もっとも主人公は、偽りのレンダーシアという、大魔王が作った存在を知っています。この町で死んだ子どもたちの魂を、何らかの形で偽りのレンダーシアへ運んだのだろうということも、ここまでストーリーを進めた人なら、なんとなく察しがつくでしょう。だからルコリアさんの言うことをそのまま信じられるのです。
そう考えれば、ブラト町長が、すんなりと娘の言うことを信じられない点は理解できるにしても、もっと娘と向き合いなさいよ、とは言いたくなりますけどね…。
今回のクエスト「安らぎを求めて」は、メインストーリーを進めるためにクリアが必須で、真のセレドの町のクエストシリーズ「生と死の重なるとき」第5話「たったひとつの絆」の受注条件となります。また、クエストNo.309「王さまのプレゼント」をクリア後に渡される「スタンプカード」の対象クエストです。
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