この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | No.214「剣の継承者」をクリア済み |
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シリーズ名 | ガズバランの牙 |
依頼NPC | ガートラント城 3階 E5 玉座の間「グロスナー王」 |
所要時間 | 10~15分程度 |
初回報酬 | レッドオーブ: 1 経験値: 51280 / 名声値: 172 |
クエスト実装日 | 2013年 7月 11日 (Ver.1.4 追加配信) |
クエスト手順
ガートラント城 4階 E4 王族の部屋にいる「ゼラリム姫」と話してから、ガートラント城 3階 E5 玉座の間で「グロスナー王」と話すとカットシーン(ムービー)、その途中で受注
- ガートラント城 2階 F4 兵士長の部屋にいる「スピンドル兵士長」と話す
- バドリー岩石地帯 B7 にある「バドリアル石室」に入るとカットシーン、その後ボス戦
- ボス戦後のカットシーンを観る
- ガートラント城 3階 E5 玉座の間に入るとカットシーン、その途中でクリア
先に4階にいる「ゼラリム姫」と話してからでないと、受注できません。
上記「1」の手順後、「今すぐ バドリー岩石地帯へ 行きますか?」と確認されます。
自動的に移動する先は F6 にある小屋(クエストNo.238「闘戦聖母の試練」の受注場所)の前です。目的地の「バドリアル石室」に行くには、小屋近くの橋を渡らず、下へ降りて西へ進みましょう。
戦闘の攻略
魔人ゼクセンと戦うことになります。「マホカンタ」で攻撃じゅもんを跳ね返してくるため、魔法使いなどの構成は向きません。「足ばらい」で転ばせてきたり、「イオグランデ」で範囲内に大ダメージを与えてきたり、「やみのブレス」も使用します。怒り状態になると「ザラキーマ」も使用してくるため、「即死ガード」と「転びガード」がついた装備がおすすめです。これらの耐性と高めのHPがあれば苦戦はしません。
クエスト動画
クエスト解説
ガートラントの外伝クエスト「ガズバランの牙」第5話です。
このシリーズも今回が最終回。考えてみれば、クエストNo.017「ぬいぐるみを買いに」で、ゼラリム姫から「チョコ神ぬいぐるみを買ってきてほしい」と頼まれたのがすべての発端でした。その「チョコ神ぬいぐるみ」は、実はガズバランの牙の陰謀でばらまかれたもの。スピンドル兵士長も魔人スピンドルと入れ替わり、ガートラント兵の一部も魔人兵士と入れ替わっていたのです。
そうなると、チョコ神ぬいぐるみを持っているゼラリム姫が無事ですむはずもありません。そしてそのことを隠そうともせず、ゼラリム姫はあからさまにおかしい言動をして、そのうえ「ゼラリム姫の身柄は 我ら ガズバランの牙が あずかった」という脅迫状までもが、堂々と送り付けられてきました。
彼らの要求は、収監されているガズバランの牙のメンバー全員の釈放と、グロスナー王の退位。こんな要求を呑むわけにはいきませんが、兵を大挙して救出しようにも、グロスナー王のかわいい孫娘を危険にさらすわけにもいかず、主人公に対して秘密裏に救出を依頼することになるのです。
なんだかゴルゴ13みたい←
姫の居場所は「ガズバランの剣に くわしい者ならば 何か知っているかもしれん。」と言われます。ガートラント城内で、ひたすら聞き込みを行うことになりそうな話ですが、今ではマップに黄色い印がつきますので、すぐに行き先がわかります。「くわしい者」とはスピンドル兵士長でした。
スピンドルさんの情報をもとにバドリアル石室へ向かうと、そこにはザッケスさんと旅芸人ピュージュの姿。真正面から乗り込んでしまったので、ザッケスさんは本物のゼラリム姫であるぬいぐるみに剣を突きつけます。そこにやってきたのはスピンドル兵士長。閃光玉を炸裂させて、そのスキにゼラリム姫を奪還するという、これまで見たことのないような機敏な動きを見せるのでした。
ザッケスさんは、なぜかスピンドルさんのことをよく知っていました。スピンドルさんは、かつてガズバランの牙の新米だったというのです。さらに続けて衝撃の告白をします。スピンドルさんより10歳は年上というゼクセン元兵士長が、王国を追放後も自身を鍛え続け、さらにはピュージュのチカラによって若い肉体を手に入れた姿こそがザッケスさんだったのです。
ゼクセンさんは「魔人ゼクセン」に変身し、主人公と戦うことになります。
例によって今の主人公は強いので、あっさり倒してしまうのですが、ゼクセンさんは根本的なところで間違っているんですよね。そもそも「オーガ本来の 厳しい生き方を 取り戻そう」というのが、ガズバランの牙の目指すところだったはず。それが、いつしかガズバランの牙を解散させられた「恨みを晴らす」ことが目的になってしまい、ついには魔物のチカラにまで頼るようになってしまっていたわけです。
スピンドルさんは、メインストーリー「ガートラントのおはなし」でも、どことなく「ダメな兵士長」という雰囲気を漂わせていましたし、「ぬいぐるみを買いに」で見せた高圧的な態度もありましたが、グロスナー王の信任は非常に厚いんですよね。かつて彼もガズバランの牙で信念を持って活動していたのです。
ゼクセンさんと対峙することになり、スピンドルさんは自身について「今の地位に あぐらをかいて 修練をおこたり かつてのチカラを失いました。」と反省の弁を述べました。それでも、グロスナー王の子息であるデルタニス王子の教えだけは忘れていないと言います。
この言葉を聞き、ゼクセンさんは何か感じるものがあったようですが、すでに彼の肉体は限界に達していました。ピュージュのチカラで魔人にまで変身しましたが、身体が耐えられなくなったと見るや、あっさりと見捨てます。旅芸人ピュージュは、別にゼクセンさんのために手助けしたわけではなく、「ガートラントを混乱させろ」という「あの方の命令」に従い、手駒として利用しただけだったのです。
ゼクセンさんは「私の復讐は 実体のない……ハリボテだったが 今のままのガートラントでは いずれまた 剣の遺志を継ぐ者が……現れよう。そのこと ゆめゆめ お忘れなきように」と、グロスナー王に伝えるよう言い残して消滅していくのでした……
はたして「あの方」とは誰なのか。旅芸人ピュージュとは何者で、どこへ向かったのか。この物語の続きは、Ver.5のメインストーリーに繋がることになります。
このクエストシリーズは、クエストNo.309「王さまのプレゼント」をクリア後に渡される「スタンプカード」の対象クエストとなっているほか、Ver.6.3のメインストーリー「魔眼の月が昇るとき」を開始する条件にもなっていますので、メインストーリーを進めるためにはクリアが必須です。
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