この「ドラクエ10 クエストガイド」は、そのクエストの概要(初回報酬など)、クリアまでの手順と動画、解説(感想、考察など)で構成しています。攻略手順では具体的なストーリー内容に触れてはいませんが、動画や解説をご覧になる際は、そのクエストおよび関連するメインストーリーなどのネタバレにご注意ください。
ドラクエ10 クエストガイド を初めてご覧になる方は、記載方法などの概要について「ドラクエ10 クエストガイド…のガイド」をご確認ください。
クエスト概要
※報酬などの内容は、動画収録時点のものです。
※リプレイ報酬、特訓ポイント報酬については説明を省略しています。
受注/クリア条件 | No.318「安らぎを求めて」をクリア済み |
---|---|
シリーズ名 | 生と死の重なるとき |
依頼NPC | 真のセレドの町 町長の家 2階 B4「ルコリア」さん |
所要時間 | 30~40分程度 |
初回報酬 | ヒスイのカギ: 1 経験値: 76320 / 名声値: 80 |
クエスト実装日 | 2014年 2月 27日 (Ver.2.1) |
クエスト手順
真のセレドの町 B3 にある 町長の家 2階 B4 の部屋で「ルコリア」さんより受注
- 真のセレドの町 F4 酒場にいる「マタル」さんと話すとカットシーン(ムービー)
- 真のリンジャハル海岸 E2 にある 真のリンジャの塔 に入り、6階 E6 にある「真の禁呪の祭壇」に入るとカットシーン
- 真のセレドの町 C5 からのほら穴を抜けて下層へ行き、D2 にある ガケ沿いの集会所 に入るとカットシーン、その後ボス戦
- ボス戦後のカットシーンを観る
- 真のダーマ神殿 3階 に上がるとカットシーン、その途中でクリア
「真のリンジャハル海岸」には「真のセレドの町」を出て「真のセレドット山道」B1 から行けます。マップ西側を北へ道なりに進むだけなので、迷うことはないでしょう。「真のリンジャハル海岸」に入ったら、まっすぐ北の「海岸遺跡」を目指して、D3 にある橋を東へ渡り、あとは北にある「真のリンジャの塔」を目指して道なりに進みましょう。
上記「2」の手順で「真のリンジャの塔」4階 E5 の扉に触れて「はい」と答えると、クエストとは関係なく「試練の門」との戦闘になります。(初回訪問時のみ)
戦闘の攻略
初めて「真のリンジャの塔」4階 E5 の扉に触れて「はい」と答えた場合に限り、「試練の門」との戦闘になります。すでに扉を開けたことがあれば戦闘にはなりません。今回の「試練の門」は、どデカニードルが登場します。
どデカニードルは、「ちからをためた」でテンションを上げたり、「アサシンアタック」で単体ダメージを与えつつ、まれに即死させてくることがあります。即死が成功してしまう確率は低いですが、即死ガードのついた装備や「聖女の守り」などを使っておくと安心です。
また、「チクチクしている」を使うと、受けるダメージを低減させつつ、受けたダメージの1/4程度を反射する状態となります。この状態になっていても、サポート仲間のバトルマスターなどは「天下無双」などの多段攻撃を連発してしまうことが多く、高威力であるほどダメージ反射で死んでしまうことがあります。「おたけび」でショックを与えると「チクチクしている」状態を解除できることがあります。
クエスト動画
クエスト解説
真のセレドの町のメインストーリークエスト「生と死の重なるとき」第5話です。
ルコリアさんが大切にしていたリゼロッタさんの日記帳が、ちょっと家を空けている間になくなったそうです。日記帳は机の引き出しにしまっておいたそうなので、誰かが持ち出さない限り、なくなることはないはず。そのとき家にいたのは、お父さんのブラト町長、お母さん、お客さんとして来ていた霊媒師サダクさん、神父さんの4人。主人公は、日記帳を探すのを手伝ってほしいと頼まれて、聞きこみをすることになります。
酒場に行くと、マタルさんという人が酔っぱらっていました。彼によると、サダクさんが「妙に きらきらした本を 大事そうに ふところに隠し持っていた」そうです。ルコリアさんが現れて彼を追及すると、「リンジャの塔の場所を聞かれて 教えてやった」と白状します。マタルさんは手元に「きつけそう」を置いていて、酔っぱらっても「こいつがあれば 一発で目が覚める」と言い、ルコリアさんは呆れているようです。
リンジャの塔の最上階「禁呪の祭壇」へ行くと、やはりサダクさんがいて、彼が「黒仮面どの」と呼ぶ男がいました。黒仮面の男が指示すると「祈願の魔像」というものがサダクさんに渡されます。それを見たサダクさんは「町の連中は 完全に手中に収めました。あとは 最後の仕上げにかかるだけです。」と黒仮面の男に告げ、そこで驚くべき計画を語り始めます。
黒仮面の男は、サダクさんの足もとにあった日記に目をつけます。サダクさんが、偽りの世界のことが書かれているらしいと説明し、「誰も あの小娘のことなど 信じていますまい。取るに足らない つまらない物ですよ。」と言いますが、黒仮面の男に「……ジャマな物なら さっさと始末しておけ。」と言われたため、魔法らしきものを使って一瞬で焼却してしまいます。
悪者であることが確定したので、ここから敬称を略しますが、サダクは登場からして胡散臭い人物で、やはり魔物と通じていました。ルコリアさんは日記が焼かれてしまったことに沈みながらも、みんなにこのことを知らせなければと、町へ戻っていきます。
ガケ沿いの集会所へ行くと、そこは「安らぐ香り」で充満していました。町の人々は催眠状態です。サダクはそこで「儀式」を行うため、祈願の魔像に祈るよう町の大人たちに告げています。
大人たちが祈りを捧げると、なんと姿が半透明になっていきますが、彼らはそのことに全く気付いていません。そこに現れたルコリアさんは、「……みんな 目を覚まして!」と言い、香炉に先程の「きつけそう」を投げ込みます。大人たちは「目が ピリピリする……。」と、自分の体が透けていることや、外にある光の河から光が消えていくことに気がつき、我に返ります。すると消えそうになっていた姿が元に戻りました。
その様子を見たサダクは、ルコリアさんに対して怒り狂い、おそろしい魔物「邪教祖サダク」に変身するのでした。もっとも、主人公たちは40秒程度で始末させていただきましたが←
邪教祖サダクは消滅する前に「だが ただでは死なぬ!! 小娘ッ! せめて 貴様だけでもっ……!」と、ルコリアさんを道連れにしようとしますが、なんとブラト町長がルコリアさんを突き飛ばして助けます。娘の言うことを全く信じようとしなかった町長ですが、やはりそこは父親なのでしょう。それ以前にサダクの豹変を目の当たりにしたことで、いやというほど目が覚めたでしょうけどw
ルコリアさんは、祈願の魔像がいくつかの光を放ちながら消えていく様子を見て、何かに気付きます。光が飛んで行く方を見ると、走る子どもの姿があり、ブラト町長に「……まだ 侵食は続いているんだわ!」と、町の人々をダーマ神殿に避難させるように提案するのでした。今度ばかりは頑固だったブラト町長も「お前がそう言うのなら……」と、娘の言うことを信じたようです。
そしてダーマ神殿の礼拝堂に来ると、ルコリアさんは「侵食が続いているというのは ウソよ。」と明かしつつ、リゼロッタさんたちが「いつか 大人たちが 迎えにきてくれると信じて 毎日 ダーマ神殿で 祈りつづけているの……。」と言います。祈りをこめながら礼拝堂の扉を開くと……子どもたちの姿がありました。
ルコリアさんは「サダクは 本当のことも言ってたのよ。祈りのチカラを利用して 私たちがいる世界に 死の世界を 重ねようとしていたの。祈願の魔像の影響が残ってる 今なら ふたつの世界が重なって 死んだ姉さんたちに 会えるんじゃないかと 思ったのよ。」と、ここへ大人たちを連れてきた理由を話すのでした。
本当に束の間ですが……ルコリアさんの機転のおかげで、子どもたちとお父さん、お母さんは再会することができました。リゼロッタさんと向き合ったブラト町長は「……お前を失って以来 私は ずっと ひとりで 思い悩んでいたよ。私の 厳しいしつけが お前を 追い詰めていたのではないかと……。」と、思いを吐露します。そして、第3話で町長がこっそり作らせていた人形を、リゼロッタさんに渡すのでした。
さて、ここでリゼロッタさんたちは、なぜ死んでしまったのかを確認しておきます。直接的には教会にいたときにガケ崩れに巻き込まれたからですが、そのガケ崩れが起きた原因は、実はリゼロッタさんたちの行動にありました。町の子どもたちは、教会で「魔人召喚の儀式」を行いますが、そのときに使った材料が「あり合わせのもの」だったためか、儀式は失敗してしまいます。
リゼロッタさんたちの意識としては、儀式の失敗→すごい揺れを伴う地響き→大人たちが消えていた、というわけですが、「壊れるかと思った」教会の建物は実際に壊れていて、子どもたちはその場で全員が亡くなっていたのです。そして、子どもたちの魂は無人だった偽りのセレドの町へ送られてしまったため、子どもたちの方から見ると「大人たちが消えた」と思い込んでいたのです。
子どもたちがこんな儀式を行ったのは、大人たちに対する反発からでした。呼び出そうとしていたのは「どんな願いも叶えてくれる魔人」であり、それは「いつも口うるさい大人なんかいらない」という反抗に他なりません。つまり、お父さんたちに対して心にわだかまりを持ったまま、自分たちが死んだことにも気づかずに、永遠の別れとなってしまっていたのです。
今回、邪教祖サダクたちの悪だくみにより、偽りの世界との間に、わずかな時間ながら繋がりが生まれました。そのおかげで子どもたちとご両親は、きちんとお別れをすることができたのですが……。
フィクションだとはわかっていても、多くの子どもたちが死んでしまうお話はやっぱり切ないものです。お別れができたとはいえ、死んでしまった事実は変わらないので…。
主人公は簡単に偽りのセレドの町に行けるので、子どもたちの元気な姿を見ることができるのが救いではあるものの、この物語を最初にプレイしてから10年経った今でも、この子どもたちを生き返らせて、元のセレドの町に戻してあげたいという思いはずっとありますね。もっともそれをやってしまうと、ストーリーがぶち壊しになることもわかってはいます。セレドのお話は好きではあるのですが、いまだモヤモヤしてしまいますね…。
セレドの子どもたちは、自分が死んでしまったことをはっきりと自覚しましたが、大魔王のおかげ…と言っていいのかわからないものの、偽りのセレドの町で生き続けています。ストーリーをもう少し進めた後に紹介される外伝クエストシリーズ「魂がつまびく音色」で、この続きが描かれることになります。
今回のクエスト「たったひとつの絆」は、メインストーリーを進めるためにクリアが必須で、クエストNo.309「王さまのプレゼント」をクリア後に渡される「スタンプカード」の対象クエストです。
今回までのクエストと、メルサンディ村のクエストシリーズ「英雄と少女の物語」全5話、アラハギーロ王国のクエストシリーズ「アラハギーロの夜明け」全5話をすべてクリアすると、クエストNo.325「ルシェンダからの課題」が紹介され、受注可能となります。
関連クエスト
メルサンディ村
アラハギーロ王国
続きのクエスト
クエストシリーズ「英雄と少女の物語」「生と死の重なるとき」「アラハギーロの夜明け」の合計15話をクリア後に紹介されるクエストです。
コメント